“VRChat民”歓喜の要素が満載! HTCの新XRヘッドセット「VIVE Focus Vision」 実機に触れて見えた優位性は?武者良太の我武者羅ガジェット道(4/4 ページ)

» 2024年09月24日 21時52分 公開
[武者良太ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

目や表情の動き、身体を動きをXR空間に持ち込める

 もう1つのハイライトが、アイトラッキングセンサーを内蔵したことです。目の動きを検知可能なシステムで、AppleのVision Proのように視線入力をポインティングデバイスとして使うことができる他、XR空間で操るアバターにユーザーの目の動きを反映させることが可能です。

photo アイトラッキングセンサーは標準装備。オプションのフェイシャルトラッカーも利用できる

 笑顔、しかめっ面など表情の動きを捉える「VIVE Focusシリーズ用フェイシャルトラッカー」(1万4900円)も使用できます。

photo 身体全体の動きはオプションのVIVEトラッカー(Ultimate)を使用する

 ヘッドセット本体と両手のコントローラーでも、上半身の動きはVRアバターに反映できます。さらに腰や足の動きも正確に反映させたいなら、「VIVEトラッカー(Ultimate)」が必要です。3つのトラッカーと1つのワイヤレスドングルのセットで、価格は9万1900円です。

表情も含めた全身トラッキング機材としての魅力あり

 MR機能に関しての説明もありましたが、既に10万円以下の「Meta Quest 3」や「PICO4 Ultra」で実現している機能ゆえに、正直に言えばインパクトに欠けました。発表会後のデモンストレーションでもMR機能の体験をしましたが、現行の他社製品に近しいクオリティーという印象でした。

photo パススルー用のステレオカメラの解像度は1600万画素

 とはいえ、VIVE Focus Visionは業務用途も前提とされているXRデバイスです。VR施設向けに長らく機材を提供し、サポートしてきた経験を持つHTCだからこそ、周囲の景色も見通せるMRを有効活用したB2B、B2B2Cサービスやコンテンツの要となる期待感があります。

photo フルオプション状態であれば、CGで描かれたCRアバターを全身駆動できる

 B2C市場を見ている筆者としては、標準状態で上半身と目を、オプション機器を加えることで身体全体かつ表情まで動かせるところにVIVE Focus Visionの強みがあると見ました。

 VRChatなどのソーシャルVRで演劇の舞台を開いたり、離れた場所に住む仲間と組んだバンドのライブ演奏、ホストクラブのホストとして接客するなど、演技やロールプレイ、パフォーマンスを楽しむ人が急増している現在、メーカー純正の機器でVR活動にいそしめるメリットはあるでしょう。

 特にVRChatはこの夏の“スタンミショック”(ストリーマーのスタンミジャパンさんがVRChatをライブ/YouTubeで紹介して以来、日本人ユーザーが急増)がありましたし、これからソーシャルVRをはじめる機器としてお勧めできますね。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  7. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  8. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  9. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  10. 高音質・良好な装着感・バッテリー交換式――JBLのフラッグシップ「Quantum 950 WIRELESS」は妥協なきヘッドセットか (2026年03月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年