Appleの空間ビデオも見られるQuest 3のライバル「PICO 4 Ultra」と「PICO Motion Tracker」が日本発売 実機を見てきた(1/3 ページ)

» 2024年09月13日 12時28分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]

 Pico Technology Japanは9月12日、MR/VRゴーグル「PICO 4 Ultra」とPICOシリーズ初のVR対応モーショントラッカー「PICO Motion Tracker」を20日に発売すると発表した。価格は順に8万9800円(税込み、以下同)と1万1800円で、既にAmazon、ヨドバシカメラ、ビックカメラの各ECショップで予約受け付けを開始している。先着750人にはPICO Motion Trackerをプレゼントするキャンペーンも実施する。

PICO 4 Ultra 「PICO 4 Ultra」

SoCなど基本性能をアップした「PICO 4 Ultra」

 PICO 4 Ultraは、2022年10月に発売した「PICO 4」の性能アップデート版だ。PICO 4で搭載していたSoC「Snapdragon XR2 Gen 1」が「Snapdragon XR2 Gen 2」に置き換わり、メモリは8GBから12GBに増えた。ストレージは256GBで据え置きとなる。ワイヤレス機能は最新のWi-Fi 7の無線LANと、Bluetooth 5.3に対応している。

 ディスプレイのスペックとして、解像度は片目で2160×2160ピクセル、両目では4320×2160ピクセル、リフレッシュレートは90Hz、視野角は105度となっている。レンズにはパンケーキレンズを採用した。サイズはゴーグル部が約165(幅)×62(奥行き)×84(高さ)mmで、ストラップも含めると奥行きは約256〜312mm、ゴーグル部の重さが約304g、背面の重さが約276gとなっている。

ディスプレイ部詳細 ディスプレイにはパンケーキレンズを採用。両目で4320×2160ピクセルの解像度がある

 コントローラーもPICO 4に付属していたものから刷新され、トラッキング用のリング形状部分を廃することで持ちやすさを向上させた。

新しいコントローラー トラッキングリングのないシンプルなコントローラー

 本体には3200万画素のデュアルカメラの他、中央にToF深度センサーを搭載し、高精細なパススルー表示を可能にしたという。また、フロントのデュアルカメラは3D撮影にも対応し、手軽に空間ビデオを撮影できる。撮影したコンテンツの視聴も本体で行える。なお、PICO 4 UltraはMV-HEVC形式のハードウェアデコードに対応しているため、iPhoneやVision Proで撮影した空間ビデオや写真の再生も可能だ。

デュアルカメラ デュアルカメラや深度センサーにより、現実世界のリアルタイムマッピングなど環境を認識できる
iPhoneやVision Proとも連携 iPhoneやVision Proで撮影したコンテンツの視聴もできるので、それぞれのユーザーと共有も行える

 PICO OSを搭載するPICO 4 Ultraは、「パノラマワークスペース」に対応する。これは、PCのディスプレイを拡張またはミラーリングするもので、超広角、縦型、横型など任意のサイズ、解像度で仮想スクリーンを表示できる。また、新たにスマートフォンの画面ミラーリングと操作にも対応した。

パノラマワークスペース パノラマワークスペースについての説明

 同時に開けるアプリウィンドウの数は最大20で、Windows、macOS、iOS、Androidに対応する。360度にウィンドウを配置できるので、PCの画面を前面に表示させつつ、横、または背面に表示させたスマートフォンの通知に素早く対応できるようになったという。いずれも接続には「PICO Connect」アプリのインストールが必要で、接続はワイヤレスで行う。

 パノラマワークスペース利用中には、パススルー機能で現実世界を背景に表示させておくこともできるが、欧州の農場やアイスランドなど、まるで自然の中で仕事をしているようなバーチャル環境を表示させることもできる。突然の来客や、デスクの上の飲み物に手を伸ばしたいときなどは、PICO 4 Ultra本体のサイド部分を強めにダブルタップすると周囲をパススルーで表示できる。

 PICO 4 Ultraは、コントローラー、ハンドジェスチャー、キーボードやマウスでの操作に対応するので、好みの方法で操作できる。

PICO 4 Ultraの機能まとめ PICO 4 Ultraの機能まとめ
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