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ロジクール初の分割式“左手デバイス"が登場 プロ絵師による「MX クリエイティブ コンソール」レビューある日のペン・ボード・ガジェット(3/4 ページ)

» 2024年10月10日 11時00分 公開
[refeiaITmedia]

よく工夫されたリングメニュー

 プリセットでは、基本的にダイヤルの右下キーにはリングメニュー「Actions Ring」の呼び出しが割り当てられています。これもカスタマイズ可能で、キーと同様の機能を割り当てられます。

photo 写真に写っているカーソルぐらいまでは当たり判定があるので、多少乱雑にマウス操作してもOKです

 また、ダイヤルで調整できる項目をこのリングメニューに割り当てると、クリックしたままマウスを動かすことで直接調節することができます。

photo 使用頻度や好みに応じてダイヤルとリングメニューを使い分けると良いでしょう

対応アプリの拡張が課題

 このように、本機の魅力のキモはアプリとの深い連携にあります。ただし、執筆時点で対応アプリは少なく、発売以降はAdobeの制作ツールや配信/ビデオ会議ツールなどには対応するとアピールされてはいますが、それ以外の幅広いアプリに、どのようなペースで対応していくのかは分かりません。

photo 説明会資料より。発売時点では、本機の本当の魅力を広い用途で発揮できるとは言い難いと思います

 また、「マーケットプレイス」という機能もあり、Logicool自身が制作したプラグイン以外に、第三者が制作したプラグインやプリセット、ディプレイ用のアイコンセットなどを入手できる機能も用意されています。ユーザーが増えてエコシステムが広がるほど、より広い用途で便利になる機会も増えていくことでしょう。

photo マーケットプレイスを充実させていけるかが当面の課題に見えます。よく見るとマーケットプレイスの中にElgatoやLoupedeckという文字が見えますが果たして……?

 もちろん非対応のアプリでも、キーボードショートカットやキーマクロを割り当てていくスタイルも可能です。ディスプレイがあるおかげで割り当てを忘れないで済む利点もあり、キー自体も押した感触がシッカリしているので操作感は悪くありません。

photo CLIP STUDIO PAINTを操作するためのマッピングを試しています

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