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M4 Maxチップ搭載「16インチMacBook Pro」の実力をチェック 誰に勧めるべきモデルなのか?(2/4 ページ)

» 2024年12月06日 12時30分 公開
[本田雅一ITmedia]

「Geekbench 6」の結果

 まず定番のベンチマークテストの結果から見ていこう。まず、クロスプラットフォームのCPU/GPUベンチマークテストとして「Geekbench 6」を実施した。

 シングルコアのCPU性能向上は顕著だ。動作周波数もM2 Ultraチップからは1GHz、M3 Max/Proでも500MHz向上している効果も大きいが、M4 Maxチップ(4065ポイント)はM3 Maxチップ(3216ポイント)比で約26%、M4 Proチップ(3955ポイント)はM3 Proチップ(3192ポイント)比で約24%の性能向上を果たしている。最大クロックは1.125倍(4GHz→4.5GHz)しか上がっていないことを考えると、IPC(クロック当たりの処理可能命令数)の改善効果が大きいことがうかがえる。

結果 Geekbench 6のCPUテスト(シングルコア)の結果

 一方、マルチコアテストでは、CPUをどれだけ“動かせるか”は省電力性能にもかかっている。フルパワーを出そうにも、全コアがフル回転するとなると排熱が追いつかない可能性もあるからだ。

 スコアをコア数で割ると、M4 Maxチップは1コア当たり1667ポイントで、M2 Ultraチップ(1コア当たり911ポイント)の1.83倍となっている。この差はもちろん注目ポイントなのだが、M4ファミリー同士ではPコアとEコアの数の差がきれいにスコア差へと反映されていることも興味深い。

 より高い負荷を継続的にかけた場合にどのような結果になるかは別途評価しなければならないが、M4ファミリーは従来よりもさらに高い電力効率を備えることは間違いない。

 Proチップ同士の比較をすると、PコアとEコアのバランスが異なることもあり、M4 ProチップはM3 Proチップの約1.44倍のスコアを記録している。1世代の進化と考えると、この差は相当に大きい。先述の通り、M4チップもマルチコアスコアならM3 Proチップに迫っている。

 実用面で考えると、シングルコアスコアの上昇はアプリの応答性の向上につながる。マルチコアスコアも高くなっていることは、長時間連続しても“タレる”ことが少ないことを意味し、重負荷時における高性能の維持を期待できる。

結果 Geekbench 6のCPUテスト(マルチコア)の結果
結果 上記の結果を1コア当たりに換算したもの

 続けて、Geekbench 6においてGPUの演算性能をチェックするComputeテスト(Metal API)の結果を見ていこう。

 このテストは純粋に演算性能を見ることもあり、M3ファミリー以降におけるメッシュシェーダー/RTのハードウェアアクセラレーションの効果は加味されない。そのこともあってか、GPUコアがとにかく多いM2 Ultraチップは22万6458ポイントと一番高いスコアをたたき出した。

 ただ、M4ファミリーはGPUコアの数の割にはスコア面で健闘しており、M4チップとM2 Ultraを比べるとコア数の差から考えられるようなスコア差にはなっていない

結果 Geekbench 6のComute(GPU)テストの結果

 「では、GPUに追加されたアクセラレーションを加味するとどうなるか?」ということで描画(レンダリング)が映像処理に関するテストに移ろう。

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