“本気マウス”に傑作キーボードの改良、ラピトリ対応まで ロジクールの最新デバイスに触れてみたキーボード ナビ(2/3 ページ)

» 2024年12月27日 12時00分 公開
[迎悟ITmedia]

傑作モデル「G913」から進化した「G915 X LIGHTSPEED TKL」

 もう1つ、ロジクールのゲーミングキーボードの中でも根強い人気を誇るのが「G913」だが、そのリニューアルモデルとして登場したのが「G915 X LIGHTSPEED TKL」(3万4870円)だ。

  浅めのキーストロークと、アクチュエーションポイントが特徴のロープロファイルスイッチを採用したことにより、素早い入力のしやすさが評価されているモデルで、アルミボディーの高級感ある仕上げは先代から引き継がれている。

 もちろん、新モデルとしてユーザーのフィードバックを得て従来モデルから進化したポイントも多い。特にゲーミングキーボードの要となる入力については、第2世代の「GLメカニカルスイッチ」を採用し、先代で1.5mmだったアクチュエーションポイントは1.3mmに、押下圧はスイッチ種別にもよるが、どれも約40g台と軽くなったことで機敏なキー操作が可能になっている。

 キーストロークは約2.7mmから約3.2mmと深くなったことで、ロープロファイルスイッチを採用しながらしっかりとしたタイプ感を得られるようにもなっているため、ゲームだけでなく普段使いでも打ち心地の良さを感じられる。

 また有線接続、ワイヤレス接続から選べるだけでなく、有線接続ではイマドキのデバイスらしく接続端子が「USB Type-C」に更新されている。先に紹介した同社のゲーミングマウスでも充電端子はUSB Type-Cに置き換えが進んでいるため、キーボードも含め同じケーブルで充電や接続ができるようになったのは、さまざまなデバイスをデスク上にそろえることも多いゲーミングシーンでメリットは大きいといえるだろう。

 実際の操作感に関しても、アクチュエーションポイントが浅くなったこと、押下圧が軽くなったことで、ゲームプレイ中に「キーを押したつもりで押せてなかった」というミスが減り、快適にプレイできた。

 普段使いのキーボードとしても、キーストロークが深くなったことでロープロファイルスイッチ採用のキーボードは思えぬほどしっかりとしたキータッチが心地よく、ゲーム中のテキストチャットの方に夢中になってしまったほどだ。

 外観だけ見るとG913からの変化も少ない「G915 X LIGHTSPEED TKL」だが、その実態は、ゲームでもゲーム以外でも、どちらもバランスよく利用できる万能型のキーボードとして万人向けの1台といえるだろう。

 先代モデルも5年ほどモデルチェンジしなかったように「G915 X LIGHTSPEED TKL」も長期にわたり使うことのできるキーボードとしてもオススメできる1台だ。

photo ロングセラーモデル「G913」の進化形となる「G915 X LIGHTSPEED TKL」
photo ヘアライン処理された、質感の高いアルミパネルのトップカバーを採用する外観は先代譲りだ
photo キックスタンドは4度/8度の2段階から選べる
photo 8度のスタンドで立てた状態。ロープロファイルのキースイッチを採用しているため、ある程度角度をつけた方が入力しやすいように感じた
photo キーストロークはロープロファイルスイッチながらそこそこ深く、しっかりとした打鍵感が得られる
photo 有線接続の際はUSB Type-Cケーブルを利用できる。先代モデルから進化したポイントの1つだ
photo USBレシーバーは本体底面に収納できるため、有線派はもちろん持ち運び時にも紛失の心配はないだろう

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