Microsoftは1月29日、パワーユーザー向けの公式ユーティリティーツール「PowerToys」の最新版となるバージョン0.88.0をリリースした。本バージョンでは、新ユーティリティーとしてプレゼンテーション補助ツール「ZoomIt」が追加されている。
ZoomItは、Windows Sysinternalsが提供しているプレゼンテーション補助ツールだ。これまでスタンドアロンアプリとして提供されていたが、PowerToysに統合された。とはいえ、従来のスタンドアロン版も引き続きSysinternalsからリリースされる。なお、スタンドアロン版ZoomItとPowerToys版ZoomItは同時には使用できない。
ZoomItを有効すると、ホットキー(デフォルトではCtrl+数字)で画面の拡大や文字の書き込み、デスクトップの録画などを行える。
なお、本バージョンでは、以前から非推奨となっていた「ビデオ会議のミュート」が削除された。
DeepSeekは1月27日、統合モデルのパフォーマンスを超え、タスク固有モデルに匹敵するというマルチモーダルAI「Janus-Pro」をリリースした。MITライセンスで公開されており、「HuggingFace」や「GitHub」からダウンロードできる。
Janus-Proは前モデルJanusの進化版だ。処理には単一の統合されたトランスフォーマーアーキテクチャを使用しながら、視覚エンコーディングを別々の経路に分離することで、従来のアプローチの限界に対処したとしている。分離により、理解と生成における視覚エンコーダーの役割の競合が軽減されるだけでなく、フレームワークの柔軟性も向上するという。
Microsoftは1月29日、Copilot+ PCに搭載されているNPUで直接実行できるよう DeepSeek-R1を最適化したと発表した。最初のリリースである「DeepSeek-R1-Distill-Qwen-1.5B」は、AI Toolkitで利用できるようになる。また、7Bおよび14Bも間もなく利用できるようになる。これにより、Copilot+ PCユーザーは、クラウドに接続することなく、ローカル環境でDeepSeek R1の高度な自然言語処理機能を快適に利用できるとのことだ。
Copilot+ PCでのDeepSeekの動作確認は、VS Code拡張機能「AI Toolkit」をダウンロードするだけだ。ONNX QDQ形式で最適化されたDeepSeekモデルは、Azure AI Foundryから直接取得され、間もなくAI Toolkitのモデルカタログで利用できるようになるとしている。
Copilot+ PC 向けに最適化されたONNXモデルに加え、「DeepSeek R1」の下にある「Try in Playground」ボタンをクリックすると、Azure Foundryでクラウドホスト型ソースモデルを試すこともできる。
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