デル・テクノロジーズは2月18日、Core Ultra(シリーズ2)を搭載した個人向けノートPCの計4モデルを発売した。いずれも製品名のブランドを一新した初のCopilot+ PCとなり、同日に行われた報道陣向け説明会で実機を披露した。製品担当者は「XPSなど名残惜しいブランド名もあった」と話すが、名称変更の理由も説明した。
デルは1月、個人向けおよび法人向けのPCにおいて、製品カテゴリーを示すブランド名を刷新すると発表していた。
これまで個人向けPCでは「Inspiron」や「XPS」といったブランド名が製品に付いていたが、今後はデルという会社名を前面に打ち出したブランド名に変更する。
デル・テクノロジーズの松原大氏(コンシューマー&リテール ジャパンノートブック アソートメントプランナー兼コンサルタント)は、「多くのお客さまから、トータルソリューションを提供するデル・テクノロジーズとして、『デル』というブランドをもっと推し進めてほしいという声が寄せられていた。『XPS』など、名残惜しいブランド名もあるが、切り替えていく」と説明する。
具体的には、旧Inspiron 3000/5000シリーズが「Dell」、旧Inspiron 7000シリーズ/XPS デスクトップが「Dell Plus」、旧XPS ノートブックが「Dell Premium」となる。ゲーミング製品は引き続きAlienwareブランドを継続する。
新製品は「Dell 14 Plus」「Dell 16 Plus」「Dell 14 Plus 2-in-1」「Dell 16 Plus 2-in-1」の4モデルだ。
Dell 14 Plusは14型のQHD+(2560×1600ピクセル、300ニト)ディスプレイを搭載している。本体サイズは約314(幅)×226.15(奥行き)×16.95(高さ)mmで、最小構成重量は約1.55kgとなる。アプリ「Microsoft 映画&テレビ」による動画視聴(以下同)で、最大22時間のバッテリー駆動を実現する。
Dell 16 Plusは16型のQHD+(2560×1600ピクセル、300ニト)ディスプレイとキーボードにテンキーを搭載しており、本体サイズは約356.78(幅)×250.6(奥行き)×16.99(高さ)mmで、最小構成重量は約1.87kg、バッテリー駆動時間は最大20時間となる。
【訂正:2025年2月20日午後2時50分 記事初出時、Dell 16 Plusのバッテリー駆動時間を最大22時間と記載していましたが、正しくは最大20時間でした。訂正してお詫びいたします。】
Dell 14 Plus 2-in-1は、奥側に折りたたんでタブレットスタイルでも使える14型のFHD+(1920×1200ピクセル、300ニト)タッチ対応ディスプレイを搭載し、アクティブペンによるペン入力にも対応している。
本体サイズは約314(幅)×226.15(奥行き)×16.39(高さ)mmで、最小構成重量は約1.61kgとなる。バッテリー駆動時間は最大24時間となっている。
Dell 16 Plus 2-in-1は、奥側に折りたたんでタブレットスタイルでも使えることに加えて、Display HDR 600とリフレッシュレート90Hzに対応した16型のQHD+(2560×1600ピクセル、600ニト)Mini-LEDディスプレイを採用し、表示品質を強化している。
本体サイズは約356.78(幅)×250.60(奥行き)×16.99(高さ)mmで、最小構成重量は約2.05kgとなる。バッテリー駆動時間は最大11時間となっている。
ワイヤレス機能としてWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応している。インタフェースでは、DisplayPort 2.1による映像出力、USB PD(Power Delivery)に対応するThunderbolt 4.0や、DisplayPort 1.4による映像出力、USB PDに対応するUSB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Standard-A、HDMI出力、ヘッドフォン端子、Windows Hello対応の顔認証IRカメラと指紋認証センサーなどを搭載している。
本体には再生アルミニウムや低炭素排出アルミニウム、再生スチール、再生オーシャンバウンドプラスチックなどを持続可能な素材を採用している。
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