15.6型×2画面の折りたたみ式モバイルディスプレイ「PTF-M156DS」を試す 3年メーカー保証が魅力モバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

» 2025年03月06日 17時30分 公開
[山口真弘ITmedia]
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2画面を1つの大画面とみなして使うモードにも対応

 では実際に使ってみよう。今回の検証はWindows 11搭載PCを用いてUSB Type-C接続で行っており、それ以外の環境では可否が異なる場合があるので注意してほしい。

 接続に用いるポート類は、ボディー背面のやや盛り上がった部分の左側面にある。ボディーからは一段奥まった位置にあるため、ノートPCの真横に並べた場合もケーブルが干渉しづらいのは利点だ。

プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 ポート類は左側面に集中している。2基のUSB Type-Cポートは機能的にはどちらも同一だ

 さて、本製品のような2画面を連結させたディスプレイは、複数の表示モードを備えるのが一般的だ。1つは、上下をそれぞれ別の画面とみなして表示するモードで、ノートPCと合わせて3つの画面をバラバラに使う場合もあれば、プレゼン用途などで本製品を山折りにし、背中合わせの2画面でミラー表示をさせるという使い方もある。

 もう1つ本命となるのは、2画面を合わせて1つの大画面とみなして使うモードだ。15.6型が2つ連結された状態になることから、実質的に20.5型の巨大な画面として利用できる。

 本製品はこのいずれの表示方法にも対応しているので、さまざまな利用環境で使用可能だ。表示モードの切り替えはWindowsのディスプレイ設定から行うが、2つの画面を1つの大画面として使う場合のみ、本体右側面にあるボタンを押して切り替える。これらはワンプッシュですぐに切り替えられるため、こまめに表示モードを変更する場合でもストレスにならない。

 特に使い始めて最初のうちは、さまざまな表示モードを試しつつ、自分に適した表示がどれかを探ることになるので、物理ボタンですばやく切り替えられるのはありがたい。また、OSDメニューの中にも切り替えを行うためのメニューがある。

 今回は未検証だが、本製品はMacでの利用にも対応しており、2画面モードを利用する場合はMacに接続した時点で本製品に内蔵されたUSBディスプレイソフトウェアがダウンロードされる設計になっている。別途インターネットからソフトウェアをダウンロードしなくて済むのは手軽だ。

プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 USB Type-Cケーブル1本の接続で、PCからは2台のディスプレイを接続しているとみなされる。これは3画面全てに異なる内容を表示した状態だ
プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 本製品を2画面のミラー表示にしたところ。このまま画面を背面に折り返して対面で同じ内容を表示することもできる
プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 右側面最上部のボタンを押すことで、2画面を1つの大画面として使うモード(接合モード)に切り替えられる。もう一度押すと解除される

 1つ気をつけたいのは、設置は縦置きが前提となることだ。横置きも不可能ではないが、背面スタンドは完全な垂直でしか立てられない上、外付けのスタンドを使おうにも、スタンドを完全に閉じるとポートをふさいでしまってケーブルがつなげないため、中途半端な畳み方で使わざるを得ない。基本的に横置きは難しいと考えておいた方が、がっかりせずに済むだろう。

プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 接合モードにした状態で、横置きで使うことも不可能というわけではない
プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 ただし、横置きだとスタンドの仕様上、垂直にしか立てられず安定性は低い

 この他、本製品は2基のUSB Type-Cポートを使ってのパススルー充電にも対応している。試しに付属の充電器(最大出力65W)を接続したところ、ノートPCからは45Wの充電器が接続されていると認識された。本製品をバスパワーで使用すると輝度が制限される上、速いペースで電力が消費されるので、この付属充電器か、外部のUSB Power Delivery(PD)充電器を併用するのがベターだろう。

プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 パススルー充電にも対応する。65Wの充電器を本製品に接続したところ、PCからは45Wと認識された
プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 斜め方向から見たところ。バスパワーでのデフォルトの輝度30%では暗さを感じるが、100%まで引き上げれば十分に明るく、左右からのぞき込んだ場合も見やすい
プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 背面のケーブルは一段下がった位置から出ているので、隣にPCを並べて設置した場合も干渉しにくい

 続いて、OSDメニューについて見ていこう。OSDメニューは本体の右側面によるボタンを使用して操作する。ボタンは上下ボタンと電源ボタン、および戻るボタンの3つで、上下ボタンはメインメニューをスキップして明るさと音量を調整できる。戻るボタンは「接合モード」切り替えとの共用で、直感的な操作を可能にしている。

 メニューの項目や操作方法は概ね一般的な内容で、前述の2画面を1つの画面として使用する接合モードや、Macで2画面モードを使用する「Mac拡張」などのメニューが特徴的なことを除けば、一般的な内容となる。ちなみにメニューのデザインは、サンコーおよびアイティプロテックの製品と全く同じだ。

プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 ボタン類は右側面に配置されている
プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 メニューのデザインは他社同等製品と同じだ
プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 2画面を1つの大画面として使う接合モードは、このOSDメニューからも設定できる
プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 メインメニューを経由せずに上ボタンを押すと音量調整を行える
プリンストン 2画面 モバイルディスプレイ PTF-M156DS 折りたたみ Mac対応 メインメニューを経由せずに下ボタンを押すと輝度調整となる。USB Type-Cのバスパワー駆動時は30%にリセットされる

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