プリンストンから15.6型と13.3型、2つのサイズのモバイルディスプレイが登場した。いずれもUSB Type-CとHDMIに両対応しつつ、タッチ操作にも可能なのが特徴だ。
今回はその中から、コンパクトさが特徴の13.3型モデル「PTF-M133T」を借用できたので、レビューをお届けする。画面サイズが異なる15.6型モデル「PTF-M156T」は最大輝度や消費電力など一部スペックを除いてはほぼ同一なので、適宜読み替えてほしい。
まずは基本的なスペックをチェックしよう。画面サイズは13.3型で、解像度は1920×1080ピクセルと、このクラスでは一般的だ。視野角は水平/垂直ともに170度、コントラスト比は800:1、最大輝度は250ニトとなっている。パネルはIPS方式だ。
ディスプレイは光沢仕様で、かなりぎらつきが目立つ。抗指紋加工されているとのことだが、手の脂はかなり付着する。本製品は10点マルチタッチに対応しており、メニュー類も全てタッチで操作できるが、この過程で手の脂はかなり目立つと考えた方がよいだろう。
ボディーはモバイルディスプレイによくある、上部が薄く、下部に厚みがあるデザインだ。実測では上部が4.5mm、下が9.5mmということで、同じ構造のディスプレイの中でも薄さは際立つ。上部および左右のベゼルは実測で4.5mmと狭額縁設計で、本体のコンパクトさにつながっている。
スタンドは、他社製品にもよくあるカバー兼用タイプで、画面を被っているカバーを後ろにめくり、本体背面にマグネットで吸着させてスタンドとして立てる構造になっている。ただしマグネットの吸着力はお世辞にも強くなく、倒れやすいのがネックだ。詳しくは後ほど述べる。
重量は実測で544g、カバー込みで850gということで、かなり軽量だ。市販の10型クラスのタブレットが500gを切る程度であることを考えると、13.3型で550g以下というのがいかに軽いかが分かる。
接続はUSB Type-CもしくはHDMIで、それぞれの接続方式に対応したケーブルの他、USB Type-A→Type-Cケーブルも付属する。microUSBポートも搭載しており、これに接続するためのUSB Type-A→microB変換ケーブルも添付されるなど、付属品はかなり多い部類に入る。このUSB Type-A→microB変換ケーブルの用途は後ほど触れる。
早速、ノートPCに接続してみよう。
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