プロナビ
レビュー
» 2020年08月06日 11時45分 公開

モバイルディスプレイの道:13.3型モバイルノートPCとベストマッチなモバイルディスプレイ「LCD-CF131XDB-M」を試す (1/3)

徐々に選択肢が増えているモバイルディスプレイだが、一般的なサイズは15.6型と持ち歩くにはやや大柄だ。その点、アイ・オー・データ機器の「LCD-CF131XDB-M」は13.3型とモバイルに向いている珍しい1台だ。実機を細かくチェックした。

[山口真弘,ITmedia]

 現在、市販されているモバイルディスプレイは、15.6型がその多くを占めている。同サイズのノートPCと並べるにはバランスも良好だが、ここまで大きいと面積や重量もかなりのもので、13.3型クラスのモバイルノートPCと組み合わせて持ち歩くとなると、小回りが利きにくいことがネックとなることもしばしばだ。

 今回紹介するアイ・オー・データ機器の「LCD-CF131XDB-M」(直販のio PLAZA価格で税込み3万2780円)は、13.3型というコンパクトな画面サイズで、12.1型や13.3型、あるいは狭額縁の14.1型ノートPCと一緒に持ち歩くのに適した製品だ。メーカーから製品を借用できたので、その使い勝手をチェックする。

LCD-CF131XDB-M アイ・オー・データ機器の「LCD-CF131XDB-M」。スタンドをたたんだ状態でのボディーサイズは約329(幅)×204(奥行き)×10(厚さ)mmと小柄だ

13.3型とコンパクトでボディーと一体化したスタンドを採用

 本製品は、HDMIまたはUSB Type-Cで駆動する、13.3型のコンパクトなモバイルディスプレイだ。最近市販されているモバイルディスプレイの多くは、HDMIとUSB Type-Cに両対応した製品が多くを占めており、そういった意味では本製品も一般的な仕様と言える。

 ただし気をつけたいのが、本製品にはUSB Type-Cケーブルが添付されず、HDMIケーブルに加えてACアダプターが添付されるという、珍しい構成になっていることだ。つまりUSB Type-Cで接続する場合は、自前でケーブルを用意して下さい、というわけだ。

 一般的に、市販のUSB Type-Cケーブルは仕様や品質のバラつきが大きく、こうした周辺機器に付属するケーブルはそのような心配をせずとも使える、いわば「お墨付き」として扱われることが多い。それがパッケージに含まれないのは、他のオプションが付属しないのとは少々ワケが異なる。コンセプトが違うと言えばそれまでだが、戸惑う人も多そうだ。

LCD-CF131XDB-M 13.3型のパネルを備えたボディーは、最近の売れ筋である15.6型モバイルディスプレイと比べるとコンパクトだ
LCD-CF131XDB-M 背面。フォトスタンドのように1本足で立てる構造で、着脱はできない
LCD-CF131XDB-M ハードウェア回りの付属品一覧。USB Type-Cケーブルが標準添付でないのは、過去に本特集で紹介したUSB Type-C対応モバイルディスプレイの中では初めてだ

 さて、本製品の特徴となるのはスタンドだ。多くのモバイルディスプレイはスタンド兼用カバーが別パーツとなっているが、本製品のスタンドはボディーと一体化しており、フォトスタンドのように立てられる。

 15.6型のモバイルディスプレイの場合、スタンド兼用のカバーと本体を合わせると、重量が1.5kg近くになることもあるため、スタンド込みで実測693gに抑えた本製品は、可搬性において大きなアドバンテージがある。仮に15.6型クラスの製品で同じ機構を搭載しようとしても、重量がありすぎてボディーを支えるのが難しいはずで、この画面サイズだからこそ実現できた機構といえる。

LCD-CF131XDB-M 横から見たところ。これがスタンドを最大限まで開いた状態にあたる
LCD-CF131XDB-M メーカー推奨の使い方ではないが、スタンドを狭くして直立に近づけることもできる。ただし、安定感はあまりない
LCD-CF131XDB-M スタンドを折りたたんだところ。本体と完全に一体化している
LCD-CF131XDB-M 重量は実測で693gだった。メーカーホームページの公称値(約740g)に比べるとずいぶん軽い
LCD-CF131XDB-M 持ち歩き用のキャリングケース(右)が付属する
LCD-CF131XDB-M 本体をケースに収納して持ち歩ける。バッグの側に保護機能がある場合は使わずに済ませるのもありだろう

 この背面スタンドだが、位置が右端固定なのはやや疑問だ。というのも、狭い作業スペースでモバイルディスプレイをノートPCの右側に並べて置いた時、ディスプレイの右端がちょうどデスクからはみ出すケースがよくあるからだ。そうなるとこのスタンドは、宙に浮いてしまって使えない可能性が出てくる。

 筆者はモバイルディスプレイをノートPCの隣に並べる時、左側ではなく右側に置くのが常なので(おそらく多くの人はそうだろう)、この配置はやや困りものだ。ノートPCと左右を入れ替えれば解決するとはいえ、環境によっては不便さを感じることはありそうだ。

LCD-CF131XDB-M 背後から見たところ。狭いテーブルの上でノートPCの右側に並べた場合、スタンドがうまく接地できないこともありそうだ

 次に、本製品のスペックを見ていこう。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう