プリンストンの「PTF-M133A」は、13.3型のモバイルディスプレイだ。一体型スタンドでありながら500gを切る軽さに加え、保証期間が3年と長いことも魅力となる。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
まずは基本的な仕様から見ていこう。画面サイズは13.3型で、解像度は1920×1080ピクセル、アスペクト比は16:9だ。IPS液晶を採用しており、画面はノングレア加工となる。一般的に13.3型のモバイルディスプレイは光沢タイプが多いので、ノングレアであることに魅力を感じる人はいるかもしれない。
視野角は水平/垂直ともに170度で、コントラスト比は800:1、応答速度は30ms、最大輝度は250ニトで、タッチ操作には非対応だ。全体的にはそれほど特徴はなく、ごく一般的な仕様のモバイルディスプレイと見てよいだろう。
ボディーは、昨今のモバイルディスプレイによくある背面に段差のある形状だが、カバー兼用スタンドで収納時にこの段差を緩和する構造ではなく、スタンドはボディー背面下部に埋め込まれる一体型となっている。本製品と同時発表の15.6型モデルは本製品と違ってカバー兼用スタンドを採用しているだけに、あえて仕様を変えてきているのは興味深い。
接続方式はHDMIもしくはUSB Type-Cを利用する。USB Type-Cポートは2基あり、パワーパススルーもサポートしている。この他、スピーカーを内蔵していたり、イヤフォンジャックも搭載したりするなど、音声出力回りは比較的充実している。
重量は公称値で約489gだ。このサイズのモバイルディスプレイは軽さをアピールする製品が多いが、スタンド兼用カバーを含めた総重量はそこそこ重い場合もしばしばなので、スタンド込みで500g以下を切る本製品は十分に軽い。セールスポイントの1つと見て良いだろう。
付属品はケーブル2種類に加え、USB Standard-A→USB Type-Cケーブル、USB Type-C仕様の直結型ACアダプター、クリーニングクロスが用意される。カバー類は付属しないため、バッグなどに収納する場合はノートPC用の保護ケースなどを別途調達する必要がある。
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