では実際に使ってみよう。HDMI/USB Type-Cポートは左側面に配置されている。USB Type-Cポートは2基あるが、機能的にはどちらも違いはない。
画面は若干青みがかった印象を受けるが、クオリティーは十分だ。なおUSB Type-C接続時は明るさが30%に制限されるものの、手動で100%に引き上げれば、斜め方向からも暗く感じることはなく、正面以外から画面をのぞき込むような使い方にも十分に対応できる。
機能的には突出した部分こそないが、一体型スタンドを採用していることから、フットプリントが小さいのは利点だ。ノートPCを背中合わせに配置するようなレイアウトでは、最小限のスペースしか使わずに済む。スタンド兼用カバーを採用した製品が、かなりの奥行きを取るのとは対照的だ。
ちなみに、本製品は2基のUSB Type-Cポートを用いたパススルー充電にも対応する。付属の最大出力65WのACアダプターを本製品に接続したところ、ノートPC側では45Wの充電器として認識されたので、ノートPCに供給できる電力としては十分だ。なお、パススルーで外部に給電できるのは、18W以上の充電器を接続した場合のみとされている。
続いて、OSDメニューについて見ていこう。OSDメニュー操作に使うボタンは、右側面に配置されている。ボタンは「メニュー」「上下」「戻る」の3つで、「戻る」は電源のオン/オフも兼ねている。
製品によっては、省略されがちな「戻る」ボタンを物理ボタンとして実装されていることもあり、操作性は良好だ。メインメニューが表示されていない状態で、上下それぞれのキーを押すと、明るさおよび音量を調整するメニューが表示されるなど、利用頻度の高い項目は素早く呼び出せるよう配慮されている。
メニューのデザインは前回紹介した2画面モデル「PTF-M156DS」と共通で、項目についても2画面モデル固有のものを除けば全く同じだ。一般的なモバイルディスプレイが網羅している項目は一通り搭載しており、不足は感じない。
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