Edifierの機能てんこ盛りイヤーカフ型イヤフォン「LolliClip」は、まるでインナーイヤー型のような形で“ちょっとずるい”音の良さ これで実売1.5万円切りはすごいイヤフォン/ヘッドフォン ナビ(2/2 ページ)

» 2025年04月03日 16時30分 公開
[山口恵祐ITmedia]
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イヤーカフ型でありながらアクティブノイズキャンセル(ANC)を搭載

 LolliClipは耳をふさがないイヤーカフ型でありながら、周囲の音に対するアクティブノイズキャンセル(ANC)機能を搭載しています。イヤーカフ型は周囲の音が聞けるという製品特性上、音楽再生時にあえてANCをオンにする必要性は薄いかもしれません。

photo イヤーカフ型でありながら、アクティブノイズキャンセル機能を搭載している

 ノイズキャンセルイヤフォンといえばカナル型であることが多く、耳栓をした状態で、さらに逆位相の音によってノイズを相殺するという方式が一般的です。

 そもそも耳穴をふさがないイヤーカフ型でノイズキャンセルが可能なのでしょうか。実際にLolliClipのANCを使ってみましたが、確かに効果を実感できるレベルで音が変化します。

 ただし、周囲のノイズを完全に取り除くものではなく、例えるなら遠くで聞こえる街のボーッという騒がしさ、室内ならエアコンの低い動作音がすっと軽減するイメージです。

 といっても、遠くの飛行機の音は聞こえるし、近くで鳴っているハンディー扇風機やデスクトップPCのファンの音が消えることはありません。もちろん電車や飛行機内などの大きな騒音には効果はありません。

 もともと静かな部屋で使うことで、さらに部屋がピンと張り詰めたような静けさになる感じです。静かな場所で集中力をアップしたい──そんな時にピッタリだと思いました。ずばり「静かな場所で使うノイズキャンセル」です。

 LolliClipは1回の充電で約9時間の再生、充電ケースと併用すれば計39時間程度の再生が可能です。自分なら少しでもバッテリーを長持ちさせたいので、オン/オフによるバッテリー駆動時間への影響は不明ですが、ANCはオフにして使うでしょう。

イヤフォンとしての基本性能も高い

 LolliClipは基本的な機能も充実しています。Bluetooth 5.4に対応しており、2台までのマルチポイント接続を利用できるので、スマホとPCそれぞれに接続して使い分けるといったことも容易です。地味ですが、LDAC接続とマルチポイントを共存させられるのは珍しいですね。

 本体はIP56の防塵(じん)/防水性能を備えており、イヤフォンを6秒間振動させて内部の水滴を除去する水滴除去機能も搭載しています。

空間オーディオに対応

 LolliClipにはモーションセンサーが搭載されており、空間オーディオ機能を利用できます。あくまでイコライザーによる疑似的なものですが、アプリで機能をオンにすると、通常の音楽や動画でも顔の向きや角度によって聞こえ方が変化するので面白いです。

 しかし、あまり使う機会はないかもしれません。もともとの音質がいいので、普通に再生して音楽を楽しみたいと思ってしまいました。とにかく、この価格帯でよくモーションセンサーを搭載してきたなと驚くばかりです。

血中酸素や心拍数のモニタリング機能

 LolliClip本体にセンサーが搭載されており、アプリから血中酸素や心拍数を約30秒で計測できます。Apple Watch Ultra 2に搭載されている機能と比較してみましたが、ほぼ同じ数値が出るため精度も問題なさそうです。あくまで医療用ではありませんが、定期的に計測していれば日/週/月/年で切り替えて記録を振り返れるのは役立ちそうです。

 ただ、データがEDlFlER ConneXアプリ内で完結してしまうと日々記録するモチベーションが下がってしまうので、Edifierのアプリに限らず、こうした機能はAppleのヘルスケアやGoogle Fitに接続できるようにしてほしいものです。

photo 心拍数の計測
photo 血中酸素も計測できる

多機能と手に取りやすい価格を両立

 お値段はそこそこ、でも音質や機能には妥協したくない──そんな人に響くモデルです。耳をふさがない設計ながら、スピーカー部分がインナーイヤー型に近い形状のため、豊かな低音再生を実現しています。装着感はやや圧迫感がありますが、音質重視のユーザーには魅力的な選択肢になるはずです。

(製品協力:Edifier

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