うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、4月20日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Googleは4月22日(現地時間)、「プライバシーサンドボックス」の今後の方針を発表した。2024年7月に発表していたサードパーティCookieに代わる新たなプライバシーコントロールの導入も撤回された。
サードパーティCookieは、複数サイトにまたがりユーザーの閲覧履歴を追跡できることから、主に広告表示などのために利用されている。しかし、その追跡がプライバシーの侵害にあたるとして、2019年にサードパーティCookie廃止に向けたプライバシーサンドボックスの取り組みを発表。2022年までに廃止を目指していたが、プライバシーサンドボックスにより、Googleが広告を独占するなどの懸念が高まり、数回の延期を繰り返した。
そして、2024年7月にはサードパーティCookieの廃止を撤回し、Chromeブラウザに新たなプライバシーコントロールを追加すると発表していた。
しかしながら、パブリッシャー/デベロッパー/規制当局/広告業界を含むエコシステムとの対話を進める中で、サードパーティCookie の利用に影響を及ぼす変更に対しては、さまざまな意見があるということが明らかになった。
また、プライバシー強化技術(PETs)の採用加速や、AIを活用した閲覧行動保護の新たな可能性、世界中の規制動向の大きな変化などがあり、これらの要因を総合的に考慮した結果、サードパーティCookieに関するユーザーの選択管理方法として、現在のアプローチを維持することを決定したとしている。
ただし、GoogleはChromeのシークレットモードにおけるトラッキング保護を引き続き強化する。プライバシーサンドボックスAPIがエコシステムをサポートする上で、これまでとは異なる役割を担う可能性があるとし、今後数カ月をかけて業界と連携してフィードバックを収集、将来の投資分野を含む、これらの技術に関する更新されたロードマップを共有するとしている。
Microsoftは4月22日(現地時間)、Windows 11/10向けの2025年4月度の非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。Windows 11のバージョン23H2および22H2向けが「KB5055629」、Windows 10のバージョン 22H2向けが「KB5055612」となる。執筆時点では、Windows 11 24H2向けはリリースされていない。
Windows 11のバージョン23H2および22H2のハイライトは下記の通りだ。
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