プレゼンでは触れられなかったが、実用性の高い製品が数多く発表されている。
「Anker Prime ドッキングステーション」(4万9990円、税込み、以下同)は、Anker史上初のThunderbolt 5対応製品だ。14ポート搭載で最大120Gbpsのデータ転送、8K出力に対応する。半導体素材にGaN(窒化ガリウム)を採用し、小型化を実現したため外付けACアダプターが不要だ。MacBook ProやハイエンドWindowsノートPCユーザーにとって、Thunderbolt 5の120Gbps帯域は4K映像編集や大容量データ転送で威力を発揮する。
Anker Nano Charger(35W、巻取り式)」(4990円)は、約70cmのUSB-Cケーブルが巻き取り式で一体化された充電器だ。約2万回の巻き取り耐久性をうたう。出張やリモートワークが多い利用者には、ケーブル管理の煩わしさから解放される魅力的な製品だ。
「Anker Nano Charger(130W、6ポート)」(7990円)は、約10cm四方、厚み1.9cmのスリムボディーに6ポート(USB-C×4、USB-A×2)を搭載している。合計130W出力で、ノートPC+スマホ+タブレット+ワイヤレスイヤフォンなどの同時充電が現実的になる。
モバイルバッテリーでは「Anker Zolo Power Bank(1万mAh、デュアルUSB-Cケーブル一体型)」(5990円)が注目だ。USB-Cケーブル2本が本体に内蔵されており、最大35W出力でノートPCとスマホの同時充電が可能。約1万回の折り曲げ耐久性をうたう。出張時にケーブルを忘れる心配がなく、デスク周りもすっきりする。
同じく「Anker Zolo Power Bank(1万mAh、MagGo、スタンド一体型)」(7990円)は、マグネット式ワイヤレス充電とUSB-Cポート充電の両方に対応し、折りたたみ式スタンドでスマホスタンドとしても機能する。ビデオ会議中の充電に便利だ。
プレゼンで重点的に紹介された製品群からは、多角化するAnkerの新たな方向性が見えてくる。
「Soundcore Liberty 5」(1万4990円)は、国内累計150万台を突破したLiberty 4の後継機だ。ウルトラノイズキャンセリング3.5では中高音域で前モデルの2倍の性能を実現し、Soundcore初のLDAC+Dolby Audio対応を果たしている。9.2mmダイナミックドライバーにはゆがみを抑えるウールペーパー振動板を採用してクリアな中高音を実現し、スピーカーでよく使われるバスレフ構造により重低音を強化している。イヤフォン単体で最大12時間、ケース込みで最大48時間の再生が可能で、IP55防水にも対応する。
「Nebula X1」(44万9900円)は、プロジェクターとスピーカーがセットになったホームシアターシステムだ。3色レーザー光源により3500ANSIルーメンの明るさを実現し、14層全面ガラス製レンズで5000:1のネイティブコントラストを達成している。4.1.2chサラウンドシステムと合計最大200W出力のスピーカーを搭載し、電動ジンバルによりリモコンで最大25度の投影角度調整が可能だ。約2mの距離で100型の投影に対応する。
「Eufy Robot Vacuum Omni E25」(14万9900円)は、Eufyロボット掃除機の高機能モデルとして2025年夏に発売予定だ。水拭きと同時にモップを洗浄するハイドロジェットシステムを搭載し、約1.5kgの圧力で床を押して拭く。吸引力はEufy史上最大の2万パスカルを実現し、デュアルスパイラルブラシにより髪の毛の絡みを防ぐ。全自動クリーニング機能により、ごみ捨てやモップ洗浄の手間を軽減する。
屋外用防犯カメラでは3製品を発表した。上位モデル「eufyCam S3 Pro 2-Cam Kit」(5万9990円)は赤外線とレーダーのデュアル検知に加え、MaxColor Vision技術によりスポットライトなしでも暗所でのフルカラー撮影を実現している。エントリーモデル「Eufy SoloCam E30」(1万7990円)は360度撮影に対応し、4G LTE対応の「Eufy 4G LTE Cam S330」(3万9990円)はEufy初の4G LTE通信により設置場所を選ばない。
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