先週(6月15日週)は、ハイエンドクラスのマザーボードの新製品が目立っていた。とりわけ注目度が高いのは、ASUS JAPANから売り出されたAMD X870E搭載のE-ATXモデル「ROG CROSSHAIR X870E EXTREME」だ。価格は約20万円となる。
電源フェーズは20+2+2の構成で、拡張ボードを合わせると5基のM.2スロット(うち1基がPCIe 5.0対応)と1基のSlimSAS、4基のSATA端子を使える。PCIe 5.0 x16対応スロットは2基あり、背面には2基のUSB 40Gbps端子や、10GbEと5GbE対応の有線LAN端子が並び、Wi-Fi 7対応の無線LANとBluetooth 5.4もサポートする。
同時に、オーバークロック(OC)に特化したAMD X870E搭載のATXモデル「ROG CROSSHAIR X870E APEX」も投入された。価格は13万円前後だ。
18+2+2の電源フェーズを備え、セーフブートボタンやスローモードスイッチなど、OCに役立つツールを実装している。DDR5メモリスロットは2基だ。5基のM.2スロット(うち1基がPCIe 5.0対応)と5GbE対応の有線LAN、Wi-Fi 7の無線LAN、Bluetooth 5.4を備える。
どちらも高価なモデルながら、販売開始から各店頭で順調に売れており、初日に売り切れとなるショップも複数あった。TSUKUMO eX.は「両方とも以前からラインアップは知られていたので、待っていた人は少なくなかったと思います」という。
別のショップも「ROGの最強クラスはいつも独特のタイミングで登場しますが、Ryzenの流通量がそれなりに回復した時期と重なったのは良かったですよね。AMDで最強構成を組みたい人、とことんオーバークロックをしたい人が指名買いしています」と話していた。
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