世界初のウルトラワイドバンド対応無線ゲーミングマウスがエレコムから 「VM800シリーズ」を早速見てきた(1/3 ページ)

» 2025年09月09日 12時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]

 エレコムは9月9日、世界初となるUltra-Wideband(ウルトラワイドバンド/以下、UWB)通信採用のワイヤレスゲーミングマウス「VM800」シリーズを発表した。カラーとサイズの異なる4モデルがあり、全モデル共に1万9980円で9月下旬に販売開始予定となっている。

 対応OSはWindows 11/10で、保証期間は2年間だ。なお、9月17日午後11時59分まではエレコムダイレクトショップ上で先行予約キャンペーンとして、3000円オフの1万6980円で購入できる。

 ここでは、発表会の模様と実機を触った印象を紹介しよう。

VM800シリーズ 世界初のUWB(超広帯域無線)対応の5ボタン無線ゲーミングマウス「VM800」シリーズ。ブラックとホワイト、それぞれに標準サイズとLサイズがある
キャンペーン価格 数量限定でキャンペーン価格が用意されている
VM800(標準サイズ)のパッケージ

UWBを採用した理由

 UWBとは「超広帯域無線通信規格」を指す。米国(FCC)では3.10GHz〜10.60GHz帯とかなり幅広い帯域をUWBとして利用できるが、このVM800シリーズでは国内および各国法規を考慮して7.25GHz〜9.30GHz帯で通信を行う。

UWBについて UWBについて

 UWBの最大の特徴は「安定した通信だ」という。一般的なワイヤレス接続では2.4GHz帯が多く使われるため、同帯域を用いた製品では干渉しやすい。しかし、UWBであればその約20倍の帯域幅で通信を行うので、干渉を受けにくいのだ。

UWBが安定する理由 メジャーな2.4GHz帯を利用していると干渉しやすい
UWBが安定する理由 さらに約20倍の帯域幅がある

 一般的に、eスポーツ関連製品では、高速化や軽量化が求められている。エレコムが安定した通信に着目したのは、通信が一瞬でも不安定になると、それにより勝敗が左右されがちだからだ。実際に「VALORANT」の大会でマウスの動作が不安定になり、有線マウスに切り替えたという事例も生じている。

採用した理由 同周波数帯の電波が飛び交う会場でも、安定した超高速通信ができるようにUWB通信を採用した

 製品説明を行ったエレコム 商品開発部 ペリフェラルデバイス課 古畑義矢氏は、「大会で使用されていた多数の機材が影響を受けていたともいわれている」と解説した。

 そこで、オフライン大会会場などを含め、どのような環境でも安定した超高速通信を実現するためにUWB通信をゲーミングマウスに採用したのだ。

エレコム 商品開発部 ペリフェラルデバイス課 古畑義矢氏 エレコム 商品開発部 ペリフェラルデバイス課 古畑義矢氏

 ラインアップは通常サイズの「VM800」と、手の大きい人向けの「VM800L」があり、それぞれにホワイトとブラックのカラーバリエーションがある。

 いずれもUSB Type-C接続の専用レシーバーが付属しており、このレシーバーはゲーミングモデルらしく内部が発光する。

モデル サイズ(幅×奥行き×高さ/いずれも最大) 重量
通常サイズ 約57〜66×122×32〜41mm 約59g
Lサイズ 約59〜70×130×34〜43mm 約64g
ラインアップ 通常サイズの「VM800」と、サイズアップした「VM800L」があり、それぞれにホワイトとブラックのカラーバリエーションがある
標準サイズのVM800(左)と付属のレシーバー(右)。レシーバーのサイズは実測で29mmの立方体だ。重量は単体で実測14.2gと軽い
レシーバーの背面にUSB Type-C端子がある
レシーバーは内部が発光する。ライティングはソフトウェアで制御可能だ

 発表会では、プロeスポーツチーム「Aile9」(エールナイン)のメンバーであるRinks(リンクス)選手のインタビュー(声のみの出演)が行われた。

 VM800シリーズを主にVALORANTで試したところ、「クリック速度、応答速度がかなり速いと感じた」という。また、ゲームの配信環境下では、さまざまな機器を利用する関係で電波が飛び交うため、「通常であれば、マウスが一瞬途切れたなという瞬間があった」とこれまでのワイヤレスマウスの持つ課題について触れた。その上で「VM800シリーズではそのようなことが一切感じられなかった」そうだ。

 「実用面だけでなく、白色があるし、レシーバーの形も含めてデザインもお気に入りで、PC回りがかわいい雰囲気になった。全体的にかなり良かった」とリンクス選手は語った。

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