ロジクールの最新コンパクトゲーミングマウスと薄型ゲーミングキーボードをまとめて試す より快適に使える工夫が光る(2/2 ページ)

» 2025年10月20日 12時15分 公開
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薄型でもラピッドトリガー対応の「G515 Rapid TKL」

 G515 RAPID TKLは、Logicool Gのロープロファイルキーボードとして初めて「ラピッドトリガー」に対応したことが特徴だ。薄型ながら高速な入力応答と、豊富なカスタマイズ機能も備えており、競技的なゲームプレイにも適した設計となっている。今回はホワイトモデルをレビューするが、ブラックモデルも用意されている。

G515 RAPID TKL 名前から気が付いた人もいるかもしれないが、G515 RAPID TKLは、既存の「G515 TKL」(実売価格1万9000円前後)をラピッドトリガー対応にしたアッパーモデルとなる。カラーは写真のホワイトの他、ブラックも選択できる

 製品名からも分かる通り、本機はテンキーレス仕様で、日本で販売されるモデルは日本語配列となる。本体サイズは約354.75(幅)×146(奥行き)×22(厚さ)mmで、重量は約800gだ。ゲーミングキーボードとしては薄めのロープロファイル設計で、パームレストを用意しなくても手首にかかる負担は少なく、長時間の使用でも疲れにくい。

テンキーレス テンキーレスの日本語配列で、「WASDキー」のキャップには、本体のベースカラーとは異なる色が用いられている
底面 底面には滑り止めのゴム足とキックスタンドが付いている
キックスタンド キックスタンドは「4度」と「8度」の2段階で調整できるようになっている
ケーブル着脱OK 本機はケーブル着脱タイプで、本体背面にUSB Type-C端子を備えている
最薄部 最薄部は約22mmと非常に薄くなっている
レビュー機の実測重量は801gだった

 キーのストロークは約2.5mmで、押下圧は35±7gとなっている。ゲーミングキーボードとしてはやや軽めの設定だが、確かなタイプ感を確保している。内部には吸音性の高い多層フォームを組み込んであり、タイプ音は静かで耳障りになることもない。純粋にタイピングする用途にも向いている。

 先述の通り、本機はLogicool Gブランドのロープロファイルキーボード初となるラピッドトリガー対応を果たしている。ラピッドトリガーを有効にすると、キーを押したり離したりする動作が即座に入力として反映され、ゲーム中の方向転換/動作停止をミリ秒単位で行えるため、FPSゲームはもちろん、TPS(3人称視点シューティング)ゲームといった競技要素の強いゲームで大きな効果を発揮する。

 キーキャップは、耐久性の高いPBT(ポリブチレンテレフタレート)素材を採用し、WASDキーは他のキーとは異なるツートーン配色とすることで視認性を高めている。「LIGHTSYNC RGBライト」による発光も対応しており、G HUBを使って発光パターンをカスタマイズできる。

アナログスイッチ キースイッチは、ロジクール独自のアナログスイッチを搭載している。キーキャップは、摩耗の少ないダブルショットPBTを採用している
ゲーミングモード 上部にある「ゲーミングモード」ボタンを押すと、ワンタッチで特定の機能キーを無効化できる

細かい調整は「G HUB」から

 PRO X SUPERLIGHT 2cと同様に、G515 RAPID TKLもG HU」で細かい設定を行える。

 キーのアクチュエーションポイントは0.1〜2.5mm、ラピッドトリガーは0.1〜1.5mmの範囲内で調整可能だ。両者をかなり浅い設定にすると、キーに“触れた”レベルで入力できるので、競技要素の強いゲームにおいてスムーズな操作を期待できる。

アクチュエーションポイント アクチュエーションポイントは0.1〜2.5mmの範囲で調整可能だ
ラピッドトリガー ラピッドトリガー(高速トリガー)は0.1〜1.5mmの範囲で調整できる

 本機では「キープライオリティー」設定も可能だ。この機能は「SOCD(同反対方向入力)」に関する設定、もう少し平たくいうとキーの“同時押し”をどように処理するかを設定するために存在する。設定は以下の5種類から選べる。

  • より深く押したキーを優先して入力
  • 後から押した方を優先して入力
  • 常に「D」を優先して入力
  • 常に「A」を優先して入力
  • 初期設定(同時押しは停止)

 左右移動や前後移動に限らず任意のキーで利用可能で、ゲームごとに異なる設定を保存できる。

キープライオリティー キープライオリティー設定を行うと、2つのキーが同時に押された場合の挙動を設定できる。ただし、設定画面でも注意が出ている通り、一部のゲームではプレイルールにおいてSOCD設定自体を禁止しているので注意したい

 また、アクチュエーションポイント(押し込み幅を検知する機能)を応用して、キーを押し込む深さに応じて異なる動作を割り当てられる「マルチポイントアクション」という機能も利用可能だ。これにより、1つのキーで2つのアクションを利用可能だ。例えば、Wキーを浅く押すと「歩く」、深く押すと「走る」といった使い分けができる。

マルチポイントアクション キーのストローク深さによって異なる動作を割り当てられる「マルチポイントアクション」機能も利用可能だ

 G515 RAPID TKLは、ロープロファイル設計ながらタイプ感/静音性ともに優れている。日常のタイピングからゲーミングまで、幅広く使えるキーボードだ。ラピッドトリガーやキープライオリティーといった機能により、高速な操作が求められるゲームタイトルでも、実力を発揮しやすい。

 ロープロファイルゆえにパームレストなしでも快適に使えるため、省スペース環境や長時間の作業用途にも適している。軽快な操作性と豊富な機能を兼ね備えた、汎用(はんよう)性の高いテンキーレスキーボードといえる。

快適なPCゲーミング環境の構築に適したマウスとキーボードだった

 PRO X SUPERLIGHT 2cとG515 RAPID TKLはいずれも、ベースモデルの強みを継承しつつ改良を加え、より幅広いユーザーに対応できるよう進化している。

 PRO X SUPERLIGHT 2cはサイズと重量を見直すことで日本人を含む手の小さいプレイヤーにも扱いやすくなり、G515 RAPID TKLは薄型設計にラピッドトリガーやキープライオリティーといった機能を盛り込み、ハイレベルなプレイ環境でも安心して使える仕上がりとなっている。

 いずれも快適さと高性能を兼ね備えた、Logicool Gらしい完成度を持つ製品だ。

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