PFUの製品はハードウェアだけでなく、ソフトウェアでも差別化を図っている。
「PaperStream Capture Pro Premium」は、帳票OCRでありながら、手書き文字やチェックマークなどを認識でき、帳票一括設定により、専門知識がなくても認識範囲を簡単に一括定義可能だ。認識したいテンプレートと、テンプレートにサンプルで記入した原稿を用意して、スキャンするだけで、後は自動的に設定をしてくれる。
また、AI-OCRソフトウェアの「DynaEye 11」は高精度な文字認識により、フリーピッチの手書き文字を、99.2%の認識率で読み取ることができる。また、ベリファイOCR機能により、2つのOCRエンジンで認識結果を自動で突合する。この結果を人が確認することで、これまで2人で行っていた手書き帳票の確認作業を1人で済ませることが可能になる。
DynaEye 11では、生成AI連携オプションを新たに追加した。これにより、さまざまなフォーマットの請求書を帳票定義不要で、自動的に高精度に読み取ることができるという。
次回は、PFUのイメージスキャナーが世界の市場から受け入れられている理由を見ていく予定だ。
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