次にAI PCの今後について、同社執行役員 技術・営業統括本部 町田奈穂本部長が「『優れたAI PCは優れたPCから始まる』というスローガンの元に、Core Ultraシリーズ1(開発コード名:Meteor Lake)で本格的にAI PCをけん引して以降、電力効率を向上させた同シリーズ2(開発コード名:Lunar Lake)や、デスクトップPCに向けにArrow Lake(開発コード名)を投入してきた」と振り返った。
そして「日本市場はコロナ禍の際に導入したPCの買い替えやWindows 10のサポート終了、GIGAスクール第2期の特需によって出荷台数が大幅に伸びている。その内、AI PCの比率は2024年度は全体の24%だったのが2025年には37%まで伸び、2026年には半数を超え、2029年には87%を占める」と予測し、「2025の年末商戦でもAI PCの出荷台数増加を見込んでいる」とした。
こういったハードウェアだけでなく、同社ではISV(独立系ソフトウェアベンダー/Independent Software Vendor)などと協業を続けている。現状は350以上のISVと連携し、900以上のAIモデルに対応しており、500近いAI機能を提供できている」と紹介し、「11月からは新たにAIアプリの開発ワークショップ『PEAR Experience by Intel』を開催し、国内のAI PC向けソリューションの開発を支援していく」と紹介した。
最後に、IA技術本部の太田仁彦部長が改めてPanther Lakeの技術解説を行った。こちらについては、10月に米国で行われたたレポート記事を参照してほしい。
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