AirStationシリーズのWi-Fiルーターは、スマートフォンアプリ「AirStationアプリ」と「QRsetup」を利用すると簡単に初期設定を行える。
両アプリのインストールが終わったら、まずAirStationアプリの「機器を追加」画面で「Wi-Fiルーターをセットアップ」→「新規設置」と進もう。その後は指示に従っていくだけで設定が完了する。
回線事業者から提供されたONU(光終端装置)とWSR6500BE6Pを直接つなぐ場合の大まかな流れは以下の通りとなる。
なお、本製品は国内で使われている主要なIPv6インターネット接続方式(DS-Lite/IPoE/クロスパス)に対応しており、これらの方式でつなぐ場合はISP(プロバイダー)が提供する接続ID/パスワードの入力は不要だ。
先述した通り、Wi-Fi接続時のパスワードはコピー&ペーストで入力できるし、接続方法にもよるが、接続認証も自動で行える。老眼で見えづらいスマートフォンの小さい画面でちまちま文字入力する必要がないところがありがたい。
先ほどのセットアップカードにある二次元コードをQRsetupで読み込むと、機器に設定されているSSIDとPW(暗号化キー)を読み込む。あとはスマートフォンの「設定」に移動して通常通り、無線LANルーターに接続しよう後は「ネット脅威ブロッカー2を有効化するかどうか」「利用設定をクラウドサーバにアップロードするか」を選べば、設定は完了する。
筆者宅では、シーリングライトをはじめとしたIoT機器(スマート家電)を多く利用しており、それらを1つ1つ無線LANルーターと接続するのは手間がかかる。
本体に付属していたリモートコントローラーのあるボタンを長押ししたり、トリプルクリックしたりして接続モードに入り、それぞれの専用スマホアプリを立ち上げて無線LANルーター接続設定を行ったり……といった手順を踏まねばならないからだ。
それよりは、以前使っていたWi-Fiルーターと同じSSID(アクセスポイント名)とパスワード(暗号化キー)を新しいWi-Fiルーターに設定したほうが手っ取り早い。
というわけで、WSR6500BE6Pにデフォルトで設定されていたSSIDとパスワードを変えていく。
AirStationアプリの当該機器を開いて「Wi-Fi情報(SSID)」を確認しよう。スマート家電設定時に、設定する端末(主にスマートフォン)が同じアクセスポイントと繋がっている必要があるので、5GHz帯も2.4GHz帯も同じSSIDにしたい。そこで、「2.? GHz WPA3 MLO」をタップし、SSID情報の「編集」へと進み、SSID設定から変更しよう。
なお、筆者宅のスマート家電は全体的に旧式のためか(どの機器も5年以上前に購入したもの)、共通SSIDの2.4GHz帯をうまくつかめなかった。そのため、WSR6500BE6Pの設定画面に入り「バンドステアリングLite」をオンにする必要があった。
とはいえ、これもスマホから簡単に作業できる。初期設定を終えていればAirStationアプリにルーターの設定画面に入るための情報が登録されているので、設定変更したいAirStationを選び、ホーム内の「設定画面を表示する」をタップしてブラウザに表示された設定画面の下方にある「詳細設定」をタップしよう。
後は「バンドステアリングLite」の項目へと進み、「バンドステアリングLite機能」「使用する」にチェックを入れる。ここでSSIDやパスワード(暗号化キー)の設定も確認しておこう。
ブラウザが立ち上がり、設定画面が表示されるので最下部までスクロールし、さらに「詳細設定」をタップするとPC向け表示になる。文字が小さいのが難点だが、ピンチアウトして「バンドステアリングLite」のメニューを見つけようこれで、以前と同様のネット環境が整った。
では、実際に速いのだろうか? 試してみよう
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