プロナビ

無料で使える! ChatGPTで「Photoshop」「Acrobat」「Adobe Express」が利用可能に

» 2025年12月10日 22時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 アドビは12月10日、OpenAIが提供する生成AIサービス「ChatGPT」向けに同社のアプリを提供することを発表した。全てのChatGPTのユーザーが追加料金なく利用可能だ。

【更新:12月11日9時40分】初出時、欧州経済領域(EEA)/スイス/イギリスでは利用できない旨を記載していましたが、アドビから「全世界が対象である」との訂正報があったため削除しました

イメージ アドビ(Adobe)とOpenAIが提携し、ChatGPT内でアドビのアプリを利用できる

Adobe Apps for ChatGPTの概要

 ChatGPT内で利用できるアドビアプリは「Adobe Apps for ChatGPT」と総称され、12月10日時点では「Photoshop(レタッチ)」「Acrobat(ドキュメントツール)」「Adobe Express(コンテンツ制作)」の3つが用意されている。

 ChatGPT内で利用するようにプロンプトで指示を出すか、チャットボックスの「+」ボタンからアプリを指定してからプロンプトを入れると利用可能だ。より高度な作業を行いたい場合は、Web版アプリに作業を引き継ぐこともできる(利用には「Adobe ID」が必要)。

 アドビによると、今後数週間以内にアプリの機能を順次追加するという。

Adobe Apps for ChatGPT Adobe Apps for ChatGPTは「Photoshop」「Acrobat」「Adobe Express」の3アプリから構成される

Photoshop for ChatGPT

 Photoshop for ChatGPTでは、ChatGPT上で画像の編集/ブラッシュアップを行うことができる。写真の特定部位の明るさ/コントラスト/露出の調整の他、背景の削除/ぼかし追加、クリエイティブエフェクトの追加が行える。出力結果はファイルとしてダウンロード可能だ。

Photoshop for ChatGPT Photoshop for ChatGPTでは、画像の編集/ブラッシュアップを行える。Web版Photoshopとの連携も可能だ

Acrobat for ChatGPT

 Acrobat for ChatGPTでは、チャット内でPDFを直接編集したり、テキスト/表を抽出したり、複数のPDFファイルを整理/結合したり、ファイルを圧縮してPDF化したりといったことができる。

直接編集 Acrobat for ChatGPTでは、必要に応じてPDFファイルを直接編集することもできる

Adobe Express for ChatGPT

 Adobe Express for ChatGPTでは、Adobe Expressにあるテンプレートを活用してChatGPT上で“対話”をしながらコンテンツを制作できる。プロンプトを通して、文字列の挿入/変更や画像の差し替えも行える。

コンテンツ作る Adobe Express for ChatGPTを使うと、チャット(対話)形式でコンテンツを作れる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月11日 更新
  1. “現行で最も明るく、最も高精細”をうたうサングラス型ディスプレイ「VITURE Luma Ultra」の実力をチェックする (2025年12月09日)
  2. Wi-Fiルーター「Aterm」のふるさとはどんな場所? NECプラットフォームズ掛川事業所の歴史に触れる【前編】 (2025年12月09日)
  3. サングラス型ディスプレイ「VITURE Luma Ultra」の周辺デバイスを試す 独自のネックバンド型Androidデバイスや“Switch 2”と接続できるドックで拡張性アップ (2025年12月10日)
  4. Wi-Fiルーター「Aterm」のふるさとは先端技術の“試験場” NECプラットフォームズ掛川事業所の中核工場を見てきた【後編】 (2025年12月10日)
  5. 作品を邪魔しない“黒子”に徹するMRガイドとは? アルテピアッツァ美唄でカディンチェが示した「日本的DX」の形 (2025年12月10日)
  6. 無料で使える! ChatGPTで「Photoshop」「Acrobat」「Adobe Express」が利用可能に (2025年12月10日)
  7. AMDが超解像技術「FSR」を“Redstone”にアップデート フレーム生成やレイトレーシングのパフォーマンス向上を実現 (2025年12月10日)
  8. 「これで年単位の品薄が確定」――“Crucial撤退ショック”のPCパーツショップ (2025年12月06日)
  9. レノボのポータブルゲーミングノートPC「Legion Go S」「Legion Go Gen 2」が日本上陸 価格重視か機能重視かで選択可能 (2025年12月09日)
  10. エージェントAI時代のWindowsはどうなる? Microsoftの苦悩 (2025年12月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー