機能面での大きな変化として、スピーカーの内蔵が挙げられる。T-Rex 3はマイクを搭載しており、音声アシスタントの「Zepp Flow」を利用できたが、応答は画面表示のみだった。これに対してT-Rex 3 Proはスピーカーを備えており、Zepp Flowの応答を音声で聞けるだけでなく、Bluetooth経由での通話も可能になった。
アウトドアシーンではスマートフォンをバッグに入れていたり、ポケットに入れていたりすることも多いと考えられるので、手元で通話を行えるのは単純に便利な機能だろう。さらにワークアウト中のナビゲーション音声や、ラップタイムのアナウンスもスマートウォッチで流すことができる。
また、日が差さない森の中や、早朝や夜間でのトレーニング時にも便利なライト機能も搭載されている。白色と赤色の2色を切り替えられるだけでなく、白色光は4段階で明るさを調整可能だ。SOSモードをオンにすると、ライトがSOS点滅する機能も備えている。
T-Rex 3で好評だったオフラインマップ機能も強化されている。ベースマップや等高線マップの表示に加え、T-Rex 3 Proではウォッチ単体でのルート生成に対応した。
YAMAPやヤマレコのGPXデータを取り込んでナビゲーションさせる機能も健在だが、マップデータをダウンロードしておけば、目的地を設定するだけで最適なルート(往復ルートなど)を自動で計算してくれる。
加えて、マップ上から周辺のコンビニとトイレを検索できるようになった。宿泊先でのウォーキングや、出先でふと思い立ってルートを決めるようなシーンでは、重宝するかもしれない。
なお、オフラインマップを使わなくても、当然ながら経路の記録は可能だ。T-Rex 3から変わらず、木々が生い茂る山の中でも正確な測位が行えるデュアルバンド円偏波GPSアンテナ技術を搭載する。アメリカのGPS、ロシアのGLONASS、EUのGalileo、中国の北斗(BeiDou)、日本のみちびき(QZSS)、インド周辺を対象としたNavIC(ナブアイシー)の6つの測位システムに対応している。
ヘルスケア機能については、T-Rex 3の機能をそのまま引き継いでいる。センサーには「BioTracker PPG」を搭載し、心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル/睡眠の質を24時間モニタリングが可能だ。
特に役立つのが「BioCharge」スコアだろう。これは睡眠の質/心拍変動(HRV)/ストレスレベル/活動データなどを分析することで、一日の体のエネルギー変化を測定し、体のエネルギー状態を評価するというものだ。
BioChargeは、一晩ゆっくり眠り、朝起きたときに最も高くなる。日中の活動によって徐々に減っていくが、昼寝やリラックスなどによって回復する。常に高い数値をキープしなければいけないものではないが、朝に数値が低かったり、数日低い値が続くような場合には休息を考えるなど客観的な判断の材料にはなるだろう。
測定データはコンパニオンアプリ「Zeppアプリ」で詳細に確認でき、AppleヘルスケアやGoogleのヘルスコネクトと連携させることも可能だ。
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