2026年のASUSは「大きな2画面ノートPC」推し!? 進化したZenbook/ROG Zephyrus DUOからコジプロコラボまで一挙にチェック!CES 2026(3/3 ページ)

» 2026年01月16日 12時00分 公開
[西川善司ITmedia]
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ASUSブースで見かけた他の新製品をチェック!

 ここからは、ASUSブースで見かけた他の新製品をチェックしていく。

ASUS NUC 16 Pro

 「弁当箱PC」とも呼ばれる超小型PC「NUC」は、元々Intelが自ら注力し開発を手掛けていたが、2024年1月に既存製品の販売/サポート業務をASUSに移管し、それ以降の新モデルはASUSを含む複数のPCメーカーが開発/発売している。

 CES 2026に合わせて、ASUSはCore Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載する、新型の「ASUS NUC 16 Pro」を披露した。「エッジAIコンピューティング端末」的な位置付けの製品だが、もちろん今まで通り普通の小型PCとしても使える。

SUS NUC 16 Pro ASUS NUC 16 Pro。今回の展示モデルはCore Ultra X9 388Hを搭載した構成で、メモリはLPDDR5X規格(16GBまたは32GB:増設/換装不可)となる。なお、他のCPUを搭載する場合、増設/換装可能なDDR5 SO-DIMMモジュールを備える構成もあるようだ

ROG GR70

 こうしたNUC的な製品にゲーミングバージョンを投入してくるのが、さすがのASUSといったところで、CES 2026では「ROG GR70」なる小型ゲーミングデスクトップPCを披露した。

 本製品は「ハイエンドゲーミングノートPCに相当する機能を、家庭用ゲーム機よりも小さいボディーに詰め込む」というコンセプトのもと、かなり“欲張り”な仕様となっていることも特徴だ。

ROG GR70 ROG GR70は、一見すると今どきの家庭用Wi-Fiルーターみたいな外観をしているが、このコンパクトさで結構ハイスペックなゲーミングデスクトップPCである

 APU(GPU統合型CPU)は、Zen 5世代のCPUコア(16基32スレッド)と合計で144MBものL3キャッシュを備える「Ryzen 9 9955HX3D」を採用している。外部GPUはGeForce RTX 5060/5070 Laptop GPUを搭載している。

 メモリはDDR5 SO-DIMM×2で、最大96GB(48GB×2)まで装備可能だ。ストレージはPCI Express接続のM.2 SSD×2(PCI Express 5.0 x4+PCI Express 4.0 x4)に対応する。

 BTO的な「ゲーミング“弁当箱”PC」は、廃熱問題がネックとなりがちで、長時間連続使用すると意外と問題が出がちだ。その点、ROG GR70は主要パーツをTDP(熱設計電力)を抑えたノートPC向けで構成することでたことで、小さいボディーながら高性能を継続的かつ安定的に引き出せる

分解モデル 本製品の容積は約3Lとなる。会場には分解モデルも展示されていた

コジマプロダクションとのコラボレーション製品

 ブース内で、常に日本“以外”の海外メディアからの取材が絶えなかったのが、世界的なゲームクリエイターである小島秀夫氏が率いるゲーム開発スタジオコジマプロダクション」とのコラボレーション製品だった。

 このコラボ企画は、ASUSがROGブランドを立ち上げて20周年を迎えたことと、コジマプロダクションが設立から10周年を迎えたことを記念して実施されたのだという。

展示コーナー ASUSブースに設けられたコラボレーション製品の展示コーナーでは、コジマスタジオの象徴である「ルーデンス」が出迎えてくれた

 この手のコラボ製品は、既存製品の“ガワ換え”かと思われがちだ。しかし、なかなかどうして、コラボ製品には確かにベースが存在するのだが、そのデザインワークスの全てをコジマプロダクションの新川洋司氏(アートディレクター)による監修が入っていることもあり、かなり本格的な作りだ。外装パーツのプリントを変えただけではないのだ。

 特に注目を集めていたのが、ゲーミング2in1 PC「ROG Flow Z13-KJP」だ。APUは、超強力なGPUを統合した「Ryzen AI MAX+ 395」を備える。CPUコアは16基32スレッド、GPUは約30TFLOPSのピーク性能を持つ「Radeon 8060S」で、メインメモリはRyzen AI MAX+ 395の仕様上の最大容量となる128GBを備える。メモリ帯域は毎秒256GBと超高速だ。

 メモリの容量はゲームプレイ用途としては十分過ぎるし、この128GBのメモリ空間の大部分をGPUに割り当てれば、LLM(大規模言語モデル)ベースのAIをローカル動作させることもできる。

 ボディーも専用デザインなので、小島作品のファンであれば、オーナーシップが強く書き立てられそうだ。

 この他、コラボモデルとしてはヘッドセット「ROG Delta II-KJP」、ワイヤレスマウス「ROG Keris II Origin-KJP」、マウスパッド「ROG Scabbard II XXL-KJP」のリリースも決定している。

コラボモデル 見掛け倒しではない、最高峰性能が詰め込まれたノートPC「ROG Flow Z13-KJP」。左にはヘッドセット「ROG Delta II-KJP」、右にはマウス「ROG Keris II Origin-KJP」、そして下にはマウスパッド「ROG Scabbard II XXL-KJP」の姿も見える
キャリングケース ROG Flow Z13-KJPには専用キャリングケースが付属する。「デス・ストランディング」の世界観にいる気分を、リアルに楽しめるのはいい
ROG Delta II-KJP ROG Delta II-KJPの専用パーツ群。ルーデンスのロゴが刻まれていることが分かる
ROG Keris II Origin-KJP ROG Keris II Origin-KJPの専用パーツ群
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