怪物級ゲーミングから薄型2in1まで MSIがCES 2026で披露した「Core Ultra(シリーズ3)」搭載機まとめ:CES 2026(1/3 ページ)

» 2026年01月29日 17時00分 公開
[西川善司,ITmedia]

 米ネバダ州ラスベガスで1月6日から9日まで(米国太平洋時間)開催された「CES 2026」では、主要なPCメーカーがブースを構えて新製品、特にIntelの「Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)」を搭載するノートPCを多数展示していた。

 これはMSI(MicroStar International)ブースもご多分に漏れない。この記事では、Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)シリーズ搭載製品を中心に、同社の新型ノートPCを紹介していこう。

洗練された外観が特徴の「Prestige」シリーズ

 ビジネスユーザーからクリエイターまでをターゲットとする、少しおしゃれな高性能ノートPC「Prestige」シリーズの最新モデルは、Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)の搭載に加えて「アルミニウム合金ボディー」「薄型/軽量設計」をこれでもかとアピールしていた。

 加えて、新モデルの多くが独自のタッチパッド「Action Touchpad」を搭載しているのも特徴だという。

Prestigeコーナー Prestigeシリーズの展示コーナーでは、その特徴をアピールする展示がなされていた
マザボと冷却 MSI独自デザインのメイン(マザー)ボードと冷却システム
アルミボディー 軽量かつ丈夫な設計のアルミニウム合金ボディー

 Action Touchpadでは、その左端の上下スライドで音量調整、右端上下スライドで画面輝度調整を行える他、ジェスチャー連携のカスタム設定を行うことで、特定のジェスチャー入力でアプリ起動やCopilotを呼び出すことができる。

 Prestigeシリーズのタッチパッドがやたら大きく見えるのは、このジェスチャー機能を実現したためだ。

 なお、Prestigeシリーズの2026年モデルは、1月から順次発売される予定だ。

Prestige 13 AI+(A3M)

 ここからは、各モデルを細かく見ていこう。

 13型の「Prestige 13 AI+(A3M)」は、高性能/軽量/バッテリー駆動時間の“トータルバランス”を重視したモデルだ。CPUは最上位構成で「Core Ultra 9 386H」を選択できる。内蔵GPUは4コアの「Intel Graphics」で、欲張らない最低限といった格好だ。

 画面サイズは13型ながら、解像度は3K(2880×1800ピクセル)と解像度が高めの有機ELパネルを採用している。このパネルは「DisplayHDR True Black 500」認証を取得しており、DCI-P3の色空間カバー率が100%で、表示も美しい。米国では最小構成価格が1100ドル(約16万8000円)となる。

Prestige 13 AI+(A3M) Prestige 13 AI+(A3M)は、13型でコンパクトなモデル。最軽量構成の重量は約899gで「アンダー900g」を売りとしている

クラムシェルと2in1を選べる14型/16型モデル

 14型の「Prestige 14 AI+」と16型の「Prestige 16 AI+」には、クラムシェル型の通常スタイルの他にコンバーティブルタイプの2in1モデルも用意されている(製品名に「Flip」が加わる)。日本メーカーでは2in1モデルの設定が減少傾向にあるので、タブレットスタイルでも使いたい人は、Prestigeシリーズの2in1モデルにも注目したい。

 14型の「Prestige 14 Flip AI+(D3M)」は、最上位構成で12コアGPU(Intel Arc B390)を統合した「Core Ultra X9 388H」を選択できる。ディスプレイは当然タッチ操作対応で、ボディー底面に収納したスタイラスペン「MSI Nano Pen」によるペン入力にも対応する。

 バッテリー駆動時間は公称で「最長30時間以上」とアピールされている。重さは最軽量構成で約1.37kgとなる。米国における最小構成価格は1200ドル(約18万3000円)だ。

Prestige 14 Flip AI+(D3M) Prestige 14 Flip AI+(D3M)の14型ディスプレイは1920×1200ピクセル解像度の有機ELパネルを採用している。DCI-P3色空間カバー率100%を達成しており、表示も美しい
底面 付属のMSI Nano Penは、本体底面に収納可能だ
回転!! 画面をクルリと回転させると、タブレットモードにできる
Action Touchpad Prestigeシリーズは、多彩なジェスチャー入力に対応した独自タッチパッド「Action Touchpad」を搭載している

 そして16型の「Prestige 16 Flip AI+(C3M)」は、日本メーカーでは現状設定のない“16型の2in1”だ。画面は大きめだが、最軽量構成の重量が約1.66kgと、思ったよりも軽い。最上位構成のCPUはCore Ultra X9 388Hを選択可能だ。

 ディスプレイは16型有機ELで、パネルの解像度は2880×1800ピクセルとなる。画面が16型と大きい分、輝度性能が高めで、HDR表示は「DisplayHDR TrueBlack 1000」認証を取得している。ゲーミングノートPCではないが、48〜120Hzまでの可変リフレッシュレート表示にも対応している。DCI-P3の色空間カバー率は100%だ。

 米国における最小構成価格は1400ドル(約21万4000円)となる。

Prestige 16 Flip AI+(C3M) Prestige 16 Flip AI+(C3M)は、日本メーカーでは設定のない16型の2in1ノートPCだ。ボディーは大きめだが、最軽量構成で約1.66kgと思った以上に軽い。なお写真からも分かる通り、この大きさだがキーボードはテンキーレスとなっており、好みが分かれそうだ
ペン収納 ボディーが大きくても、MSI Nano Penの収納場所は同じくボディー前面裏側だ

コスパ重視の日常ノートPC「Modern S」シリーズ

 「一般的なPC作業をこなすのに十分な性能があればいい」という、一般学生やビジネスパーソン向けのノートPCとしてMSIが提案しているのが「Modern S」シリーズだ。コスパ重視モデルとして見られることの多い同シリーズだが、MSI担当者によると「2026年モデルはPrestigeに肉迫するほどに外観の質感を高めた」という。

 ボディーは従来と同じ樹脂製だが、表面処理の品質を向上することでパッと見た感じではアルミニウム合金製に見えるほどの質感に仕上げたそうだ。筆者がブースで確認できたのは14型の「Modern 14S AI+(G3M)」のみだったが、こちらは最上位構成で「Core Ultra 7 355」を搭載している。

 ディスプレイは14型のIPS液晶パネル(48〜120Hzの可変リフレッシュレート対応)の他、有機ELパネル(DCI-P3の色空間カバー率100%)も選択できるが、パネル解像度はいずれも1920×1200ピクセルとなる。重量は構成によって約1.4kg〜1.5kgで、米国での最小構成価格は800ドル(約12万3000円)だ。

 なお、本製品の画面サイズを16型にした「Modern 16S AI+(G3M)」も同時に発売される。こちらは最軽量構成の重量が約1.7kgで、最小構成価格は900ドル

 なお、主要スペックを14型モデルと共通とする16型モデルも設定され、こちらの価格は900ドル(約13万7700円)となる。

Modern 16S AI+(G3M) コストパフォーマンスを重視したモデルとなる「Modern 16S AI+(G3M)」は、質実剛健な印象を受ける
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