筆者はクラムシェル型のポータブルPCを愛用している。荷物を減らせるという点でいえば、薄くて軽いノートPCに分があるだろうが、キーボードがパフォーマンスに直結することを考えると、入力しやすい外付けキーボードは必須である。どんなに薄くて軽いノートPCであっても、それが搭載するキーボード部分を邪魔だと感じてしまうためだ。
AirOne Proは、ノートPCのキーボードのように薄いが、いわゆる“ペチペチ感”がない。しっかりとしたクリック感で「あぁ、タイピングしているなぁ」という感触を得られる。
ボディーが薄いので、底打ち感があるのではないかと危惧したが、気になるほどではなかった。もちろん、押下圧の強い人であれば、長時間作業していると、指が痛くなるかもしれない。少なくとも、筆者の場合は気にならず、適度な反発が心地いいと感じた。
メカニカルキーボードを外で使う場合に困るのは、そのタイピング音の大きさだ。オフィスであれば周囲の人も大きな音を響かせながらタイプするのであまり気にならないが、カフェなどではさすがに気になる。
実際にカフェで使ってみたところ(もちろん、本稿を執筆するため)、隣の席から聞こえてくるノートPCのタイピング音と自分のタイピング音が同じ程度に感じられた。
キーボード好きであれば、“尊師スタイル”(外付けキーボードをノートPCのキーボードの上に乗せて使うこと)で入力作業を行っている人もいるだろう。
MacBook Proで試したところ、置く場所を間違えさえしなければ、内蔵キーボードに干渉することなく尊師スタイルで利用できた。アルミ削り出しのブラックボディーがMacBookにマッチするので、スタイリッシュさと高パフォーマンスを両立させられそうだ。
AirOne Proは、右上に「Delete」キーが配置されている。人によるだろうが、筆者にとってはこれが結構くせ者だと感じてしまう。「BS」(BackSpace)キーを押したつもりで、カーソルの右側の文字列が消えてしまうと絶望しかない。
しかし、本機はVIAなどのツールを使ってキーマッピングをカスタマイズできる。具体的には、Mistelのサポートページにある「AirOne Pro ブラック-JIS」の右側に表示されているファームウェアをダウンロードして、本機の配列を記している「AirOne Pro_via_v1_08_20250911.json」ファイルを入手する。
続いてVIA Appにアクセスし、デザインタブを表示させて、先ほどダウンロードしたファイルをアップロードしてAirOne Proのキーレイアウトを読み込ませる。
次に変更したいキーをVIA App内に表示されているキーボードの画像上でクリックし、どのキーに変更するかをキー一覧から選ぶだけだ。
今回は、DeleteキーをBSキーに変更しただけだが、スクリーンショットを多用するのであれば、使っていない機能キーに「PrtSc」(プリントスクリーン)を割り当てるなど、柔軟にカスタマイズしてもいいだろう。
なお、キーボードのRGBライトは「Fn」+「A」キーでカラーと効果を(ライティングオフも含め)10種類から選べる。輝度や明滅の速度など、さらに細かくカスタマイズするのであれば、VIA Appにある「ライティング」で変更したほうが簡単だ。
また、「Fn」キー同時押しの「レイヤー1」などにライティング効果をカスタマイズするキーを割り当てることも可能だ。気になる人はぜひチャレンジしてみてほしい。
AirOne Proは、入力のしやすさと携帯性の高さを両立し、さらにキーマッピングカスタマイズも行える。アルミ削り出しボディーの上質感も相まって所有欲を満たすため、購入すれば「持っていて良かった」と思わせてくれるに違いない。
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