Googleは4月16日、macOS向けに「Gemini」アプリの提供を開始した。対象はmacOS Sequoia以降を使用するユーザーだ。ダウンロードは無料で行える。
スンダー・ピチャイCEOは、自身のXアカウントで今回のアプリ発表についてポストした。同氏は、Geminiを初めてデスクトップ環境に対して提供したことを報告。さらに開発チームがAIのネイティブ開発環境であるGoogle Antigravity(アンチグラビティ)を活用し、「アイデアからネイティブなSwiftのプロトタイプを数日で構築した」と明かした。
公式ブログでは、グループプロダクトマネージャーのマイケル・フリードマン氏が、Googleは真にパーソナルでプロアクティブかつ強力なデスクトップアシスタントの基盤を構築しており、今後数カ月でさらなるニュースを共有するとした。
ただし、具体的にどのような機能やアップデートが控えているのかについてはブログで一切言及していない。
Mac版のGeminiは、ユーザーの作業を妨げない設計を採用した。ユーザーは、「Option」と「Space」のキーを組み合わせるショートカットだけで、瞬時にAIを呼び出せる。市場レポートの草案を作成していて日付を確認したい場面や、スプレッドシートで予算を作成していて適切な数式が必要な場面で、即座に回答を得て作業に戻ることができる。
画面に表示している内容を共有することも可能だ。ローカルファイルを含め現在閲覧中のものを直接提示して、具体的な支援を受けられる。複雑なチャートを確認している際にも、ウィンドウを共有してそこから得られる3つの重要な結論を質問するだけで、AIが瞬時に内容を要約できる。
Mac版Geminiでは、画面の内容をそのままAIと共有できる機能を搭載した。複雑なチャートやローカルファイルを提示して質問すれば、瞬時に要約を得られる。作業の文脈を的確に理解したAIの強力な支援によって、創造的な業務の効率も大きく加速するメディアを生成する機能も搭載する。画像を生成する「Nano Banana」や動画を生成する「Veo」を利用可能だ。クリエイターはタブを切り替える手間を省き、創造的な歩みを止めずアイデアを即座に具体的な形として実現できる。テキストの入力から多様な作業を1つの場所で完結させる。
Googleの既存サービスとの連携も可能だ。Googleの検索エンジンや地図サービス、動画共有プラットフォームなどのお気に入りアプリと接続して情報を取得できる。複数のアプリにまたがる文脈をAIが理解し、旅行の計画やプロジェクトの立案など、ユーザーの個人的な状況に合わせた提案を提供する。
より高度な機能を求めるユーザーに向けては、有料プランを通じたアップグレードも用意した。プロプランやウルトラプランに加入すると、さらに高性能なAIモデルへのアクセス権を得ることが可能だ。
Googleは、「AIがユーザーの作業するまさにその場所に存在し、集中を途切れさせないこと(ショートカットによるシームレスな統合)」と、「真にパーソナルで強力なデスクトップアシスタントの基盤を構築したこと」をアピールしている。
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