ボーデン氏の記事ではK2の名称の由来について触れられていないが、これがエベレストに次ぐ世界第2峰のK2が由来であるなら、Microsoftの開発陣もなかなかにウィットに富んでいてユニークだと思う。
高さではエベレストに次ぐ存在であるものの、登頂難易度はK2の方がはるかに高いことが知られており、世界で最も登頂が難しい山と言われることもある。
実際、UIのレスポンス性やゲーミングにおけるオーバーヘッドの存在など、Windowsは専用OSではなく「汎用(はんよう)OS」であり、しかも主要なユーザーはどちらかといえばビジネス層に偏っている点に鑑みると、一朝一夕に問題を解決するのはそれほどたやすい話ではなく、これを改良するプロジェクトというのは「難攻不落の山に登るに等しい」といっても差し支えない。
その点でK2というネーミングはなかなかに絶妙で、Microsoft自身その難しさをよく理解しているのだろう。
なおボーデン氏によれば、「Windows K2」のプロジェクトの達成期限は特に設けておらず、当面は内部で納得のいくレベルまで現行の品質改善に特化した開発体制が続いていくことになる。
その意味で、少なくとも2027年後半に登場するといわれるKryptonベースの「27H2」まで、しばらくは表面上の変化も特になく、粛々とWindowsの改良が進んでいくと考えられる。
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