底面にあるゴム足部のネジを外すと、簡単に内部にアクセスできる。メモリスロットはDDR4 SO-DIMMを2基備えている(最大32GBまで対応)。Pentium Gold 7505搭載のエントリークラスとしては評価できる仕様で、メモリ帯域がボトルネックになりやすいライト用途のPCにおいて、2枚挿しで実効性能を底上げできる余地がある。ストレージはM.2 2280スロットを1基備える。
SSDの下に無線LANモジュールが実装されている。ミニPCでは、M.2 2230のモジュールの採用例が多い印象だが、AIR12はM.2 1216サイズのYM2208というモジュールがオンボード実装されており、交換はできない。
評価機に搭載されていたメモリモジュールは、Wooposit製の8GB PC4-2666が1枚だ。あまり聞かないメーカーだがGEEKOMではよく採用されている。
なおM.2スロット自体はPCI Express 3.0 x4対応だが、本機にはSATA III接続のSSDが搭載されているため、CrystalDiskMarkでの実測値もシーケンシャルリードで毎秒500MB前後と、NVMe SSDの数分の1にとどまる。
ここからは、各種ベンチマークで性能を確認していく。比較として「GEEKOM NUC A6」(Ryzen 7 6800H/32GBメモリ)と「GEEKOM GT13 Pro 2025 エディション」(Core i9-13900HK/32GBメモリ)のスコアも併記している。
まずCPU性能を測るCINEBENCH R23では、マルチコアで2127pts、シングルコアで1081ptsだった。2コア4スレッドのPentium Gold 7505というスペックを考えれば妥当な結果で、A6(Ryzen 7 6800H)やGT13 Pro 2025(Core i9-13900HK)と比べると文字通り桁違いに低い。
なお、比較対象のスコアはないが、最新の「Cinebench 2026.1.0」の結果は、CPU(Multiple Threads)が510pts、CPU(Single Threads)が273ptsだった。
総合的なPC性能を測るPCMark 10のスコアは「3473」だった。日常的なPC作業を測るEssentialsで「5571」、オフィス作業のProductivityで「6254」、写真や動画などのデジタルコンテンツ編集を測るDigital Content Creationで「3266」という結果になった。
アプリの起動時に若干待たされる感はあるが、Webブラウジングやメール、Officeアプリでの軽い作業は快適にこなせる。アプリの同時起動もWordやExcelなどであれば、意外とスムーズに利用できた。
また、Photoshopも簡単な編集程度であれば問題ない。ただし、CPUの性能というよりも、メモリ8GBというのがネックになってきそうだ。大きな画像を読み込んだり、動画編集をしたりする際にスムーズな動作を期待するのは難しいだろう。
なお、明らかにゲームをプレイするのには向かない本機だが、グラフィックス性能を測る3DMarkもテストしてみた。結果は下記の通り。軽量な2DゲームやブラウザゲームならOKだが、3Dゲームを快適にプレイするのは厳しいだろう。
試しに、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONのベンチマークを実施したところ、軽量品質/1280×720ピクセル/フルスクリーン設定で「1407(動作困難)」となった。
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