台湾GEEKOMが、Intel Core Ultraを搭載したミニPC「GEEKOM IT15」を発売した。Core Ultra 5 225H搭載モデルが10万9000円、Core Ultra 9 285H搭載モデルが14万9800円だ。
GEEKOMのミニPCもバリエーションが豊富になってきたが、今回試用したIT15は、その中でもハイエンドなモデルとなっている。ただ、Core Ultraプロセッサをこの小さなボディーに収めるとなると、発熱などが気になるところだ。
今回は、Core Ultra 9モデルを試用する機会があったので、どの程度の性能を発揮するのかを確認してみた。
GEEKOMのミニPCのボディーは、大きく分けるとGTシリーズとITシリーズの2種類(厳密にはバリエーションは別途あり)あるが、IT15は名前の通りIT系のボディーだ。カラーは異なるが、以前にレビューした「GEEKOM NUC MINI IT13」と同一のボディーのように見える。
なお、GEEKOMのWebサイトでは、ボディーサイズが「135.5*115.5*34.5mm」との記載があるが、これは明らかに誤りだ。実測では、IT13と同じ117(幅)×112(奥行き)×49.2(高さ/ゴム足を含む)mmだった。
背面のゴム足部のネジを緩めると、簡単に内部にアクセスできる。IT13では、外したプレートとマザーボードが2.5インチSATA HDD接続用のケーブルで繋がっていたが、IT15でケーブルを気にせずに外せる
2基のメモリスロットに加え、M.2 2242/M.2 2280(2TB SSDが装着済み)/M.2 2230(Wi-Fiモジュールが装着積み)のカードを取り付けられる。なお、2.5インチSATA HDDについては、コネクターが実装されておらず装着は不可となっている
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