手のひらサイズでCore Ultra(シリーズ2)はフルに生かせる? 「GEEKOM IT15」を試して分かった驚きの結果(2/3 ページ)

» 2025年07月11日 12時30分 公開
[山本竜也ITmedia]
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豊富なインタフェースを標準装備

 本機のインタフェースは、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子が3基、USB 2.0 Standard-A端子が1基、USB4端子が2基、SDメモリーカードリーダー、3.5mmのヘッドフォン端子と、HDMI 2.0端子が2基、2.5GbE対応の有線LAN端子と豊富だ。最大4台の4K(3840×2160ピクセル)ディスプレイ出力に対応している。こういった構成自体は、IT13と共通だ。

GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC 正面にUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子が2基、3.5mmヘッドフォン端子、電源ボタンがある
GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC 背面にはDC入力、2基のUSB4、2基のHDMI 2.0、2.5GbE対応の有線LAN、USB 3.2 Gen 2 Standard-A、USB 2.0 Standard-Aの各端子が並ぶ
GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC 向かって右側面にはケンジントンロックを備えている
GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC 向かって左側面には、SDメモリーカードスロットを配置する

 本機のプロセッサは、Core Ultra 9 285Hを採用している。6基の高性能コア(Pコア)、8基の効率コア(Eコア)、そして2基の低電力コア(LP Eコア)の計16コア16スレッドで、Pコアのベースクロックは3.7GHz、最大で5.4GHzのハイエンド仕様なCPUだ。

 また、NPUとしてIntel AI Boost(13TOPS)もCPUに統合されている。

GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC CPUはIntelのCore Ultra 9 285Hを搭載する。6基の高性能コア(Pコア)、8基の高効率コア(Eコア)、2基の低電力コア(LP Eコア)の計16コア16スレッド構成でTDPは45Wとなる
GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC 内蔵GPUはIntel Arc 140Tとなる

 メモリは32GB(16GB×2/DDR5-5600)で、最大64GBまで増設可能だ。ストレージはPCIe 4.0 x4対応のM.2 SSD(容量は2TB)を標準で搭載する。マザーボード上には、Type 2242の空きスロットがあり、M.2 2242タイプのSATA SSD(最大2TB)を増設できる。

GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC マザーボード中央にM.2 2242の空きスロットがある
GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC メモリは標準で16GB×2の32GB構成だ。評価機にはCrucialのPC5-5600対応モジュールが装着されていた
GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC SSDは標準で容量2TB(Core Ultra 5モデルは1TB)が装着済みで、評価機にはCrucialのP3 Plus(CT2000P3PSSD8/PCIe 4.0 x4対応)が採用されていた
GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC QLC NANDの安価なSSDだが、十分なスピードで公称値通りのスコアが出ていた。試用した範囲ではもたつきなど遅さを感じることもなかった

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