手のひらサイズでCore Ultra(シリーズ2)はフルに生かせる? 「GEEKOM IT15」を試して分かった驚きの結果(3/3 ページ)

» 2025年07月11日 12時30分 公開
[山本竜也,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ベンチマークで性能をチェック

 ここからは、ベンチマークのスコアを確認していこう。比較のために「GEEKOM A7」(Ryzen 9 7940HS/32GBメモリ)と「GEEKOM GT13 Pro」(Core i9-13900HK/32GBメモリ)、「ROG Flow Z13」(Core i9-13900H/16GBメモリ、GPUはIntel Iris Xe Graphicsを使用)のスコアも併記している。

 まずはCPUの性能を測るCINEBENCH R23の結果だが、マルチコアで1万5381pts、シングルコアで2139ptsと好スコアだ。ただし、Core Ultra 9のスコアとしては、少し低めな印象だ。

GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC CINEBENCH R23のテスト結果。HWiNFOでCPU温度を確認すると、ピーク温度が100度を超えており、これまでのGEEKOMのIntel Core搭載モデルと同じく、排熱が間に合わずにサーマルスロットリングが発生している。やはり、最近のIntel Coreをこのサイズのボディーに押し込むのは厳しくなっているようだ
GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC HWiNFOで見ると、サーマルスロットリングが発生している

 PCの総合的な性能を計測するPCMark 10のスコアは7681だった。日常的なPC作業のEssentialは1万827、オフィス作業のProductivityは9723、写真や動画などのデジタルコンテンツ編集のDigital Content Creationは1万1682という結果になった。

 このスコアであれば、一般的なオフィスユースで困ることはないはずだ。特にDigital Content Creationのスコアの高さが目を引く。Intel Coreプロセッサは、これまでAMDのRyzenシリーズと比べて内蔵GPUが劣るという印象だったが、少なくともこの結果を見る限り、Core Ultra 9内蔵のIntel Arc 140Tは、Ryzen 9 7940HS内蔵のRadeon 780M Graphicsを上回る性能を発揮しており、写真編集などは問題なくこなせそうだ。

GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC PCMark10のテスト結果
GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC Digital Content Creationのスコアも十分に高く、Photo Editing Scoreは19728もあり、写真編集は問題なく行えそうだ

 グラフィックス性能を測る3DMarkのテスト結果は下記の通りだ。こちらの結果でもRyzen 9 7940HSに近いスコアになっており、高いゲーム性能を期待できる。

GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC 3DMarkのテスト結果

 試しに、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONのベンチマークを実施したところ、軽量品質/1920×1080ピクセル/フルスクリーン設定で「5311(やや快適)」という結果になった。

 同じ設定で、Ryzen 9 7940HSのGEEKOM GT13 Proは「2905(やや重い)」だったので、GT13 Proよりもゲーム性能は高そうだ。3DMarkでは大きな差は付かなかったが、CPU性能も影響しているのだろう。なお、解像度を1280×720ピクセルまで落とすと、軽量品質で「7451(快適)」になる。

GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークは、軽量品質/1920×1080ピクセル/フルスクリーン設定で「5311(やや快適)」という結果だった

 サイバーパンク2077のゲーム内ベンチマークでは、プリセットを「低」でレイトレーシングをオフにすると、平均FPSは48.64となった。快適にプレイできるとは言えないが、かろうじてプレイできる範囲だ。

GEEKOM GEEKOM IT15 Core Ultra 9 VESAマウント 小型PC ミニPC サイバーパンク2077のゲーム内ベンチマークでは、設定を落とせば平均48.64FPSで何とかプレイはできそうだ

ゲーミングノートPCとは異なる魅力がある手のひらサイズPC

 小さなボディーでCore Ultra 9 285Hの性能をフルに生かせているとは言えないが、それでも本機は十分な性能を持っている。オフィスユースはもちろんのこと、ゲーミングデバイスとしても活躍してくれるだろう。

 別途ディスプレイなどをそろえる必要はあるが、それを含めても一世代前のゲーミングノートPCよりもかなり安く済ませることはできそうだ。USB4ポートも2基あり、拡張性も高い。

 デスク回りにスペースがなく、デスクトップPCを置くスペースはないが、ノートPCは価格が高く拡張性も心許ないと感じている人にもぜひ試してほしい1台だ。

               読者限定!

    GEEKOM公式サイト 5%オフクーポン:itmediaIT15

   GEEKOM Amazon店 10%オフクーポン:ITMEDIAIT15N

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 定格1650Wの7.5万円電源&Noctuaファン採用の異常検知アダプターが登場! (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  3. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  4. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  5. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  6. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  7. エイサー、Ryzen 3/5を搭載したコンパクトデスクトップPC Amazon専売モデルも用意 (2026年10月23日)
  8. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  9. Anthropicが常時稼働するエージェント「Claude Duet」を発表/AMDとIntelが協業 PyTorchのx86 CPU最適化を「oneDNN」に一本化 (2026年10月25日)
  10. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー