天空は7月7日、中国GPD Technology製のミニデスクトップPC「GPD BOX」と外付けGPUボックス「GPD G2」の国内取り扱いを発表した。
GPD BOXは29万3000円から、GPD G2は6万3500円で、いずれも8月22日に発売を予定している。いずれも事前に予約すると3000円オフで購入できる。
ハイビーム秋葉原本店(東京・千代田区)で行われた発表会では、メディア向けに実機が公開された。
GPD BOXは、クラムシェル型のミニPCを得意としてきたGPD初のデスクトップPC製品で、「AIワークステーション」という位置付けだ。これまでGPDはクラムシェル型のミニPCを開発してきたが、デスクトップPCを開発するのは初めてのことだ。
CPUにCore Ultra X7 358Hを採用した上位モデルと、Core Ultra 7 356Hの下位モデルがあり、価格はそれぞれ30万8000円(予約価格は30万5000円)と29万3000円(同29万円)だ。標準で、32GBのメモリと1TBのSSDを搭載する。
発表会では「GPDならではの9つのポイント」が紹介された。
1つ目のポイントはサイズだ。一般的なワークステーションは重量が5.5〜6.8kgあるところ、GPD BOXは約0.94kgと持ち歩けるサイズ感である。また、約175(幅)×134(奥行き)×39.5(高さ)mmと、手のひらに載るほどのコンパクトさも特徴だ。
2つ目のポイントは電源だ。このコンパクトなボディーに160WのGaN電源を内蔵しているため、重たくて大きいACアダプターを利用する必要がない。持ち出す際にも便利だろう。ここは、これまでミニPCを手がけてきたGPDの知見が生かされているところである。
3つ目のポイントは冷却性能だ。こちらも、ミニPCを開発し続けてきたGPDならではのポイントだ。最大80WのTDPで動作しても安定した環境を提供するデュアルファンと、4本のヒートパイプを搭載する。
4つ目のポイントは音だ。デスクトップPCでありながら、2Wのステレオスピーカーを内蔵し、立体音響のDTS:X Ultraに対応している。また、高感度全指向性マイクを搭載しており、ヘッドセットを使わずにボイスチャットを楽しめる。
5つ目は拡張性だ。USB 3.2 Gen 2(10Gbps)Standard-Aポートを4基備えており、マウスやキーボードだけでなく、Webカメラや外付けストレージ、ゲームコントローラーなどを接続して拡張できる。
6つ目のこだわりポイントはUSB4 Version 2.0(80Gbps)を2基搭載していることだ。これにより、後述するGPD G2との高速な接続も可能で、映像出力にも対応している。
7つ目は、その映像出力だ。標準で6K/60Hzに対応し、DSC(ディスプレイ ストリーム圧縮)により8K/60Hzにも対応する。DisplayPortやUSB Type-Cポートも組み合わせれば、最大4画面出力を行える。
8つ目はCore Ultra 7 356Hモデル限定ではあるが、世界初(2026年7月天空調べ)となるMCIO 8iポートを搭載していることだ。MCIOはMini Cool Edge IOの略で、NVMe SSDやSAS/SATAストレージ、GPUなど、サーバ分野でよく知られている高速コネクターである。Thunderbolt 4で40Gbps、OcuLinkで64Gbpsという速度に対し、MCIOでは128Gbpsでの通信を行える。
9つ目はセキュリティだ。GPDのミニPCには指紋認証センサー兼用の電源ボタンを搭載するが、GPD BOXでも同様にWindows Hello対応の指紋認証センサーを用意する。これにより、PC起動時のログイン時だけでなく、パスワード入力の必要なWebサイトへもスピーディーにログインできる。
発表会ではこちらのスライドを表示しながら「デフォルトでPCI Express 5.0 x4対応スロットにSSDを装着した状態で出荷するが、その他にPCI Express 4.0 x2対応の空きスロットが1基あるので、お好みのSSDを装着して拡張できる」と説明されていた。
インタフェースは2.5GbE対応の有線LAN×2、USB 3.2 Gen 2 Standard-A×4基、USB4 Version 2.0×2基、DisplayPort 2.1、HDMI 2.1出力、3.5mmヘッドセット端子と豊富だ。
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