GPD G2は、グラフィックスカードを内蔵しないタイプの外付けGPUボックスだ。800Wの電源を内蔵しているため、別途電源ユニットを調達する必要がない。
GPD G2もMCIOポートを搭載するが、その他にもThunderbolt 3/4/5、USB4での接続にも対応するので、既存PCの性能を強化できるだろう。
MCIOで接続すれば、GPD G2のポテンシャルを最大限に生かせるが、USB4やThunderbolt3以降のポートを持つ手持ちのPCと接続することもできる。ポータブルゲーミングPCと接続すれば、性能をアップすることも可能だこれまで、一般的な外付けGPUボックスといえば大きくて重いという弱点があったが、GPD G2は重量比で半分以下、体積比では3分の1というコンパクトさがウリだ。
コンパクトでも、発熱を抑えた設計とインテリジェント冷却により、快適に動作すると同社ではアピールしている。
インタフェースは、グラフィックスカード用のPCI Express 5.0 x16対応スロット、SSD用のPCI Express 3.0 x2(Type2280)スロット、PCとの接続用にはMCIO 8iとUSB4 Version 2.0ポートを用意する。また、USB 3.2 Gen 2 Standard-A×2基を搭載し、ドッキングステーションとしての利用も可能だ。
USB4接続では、最大100WのUSB Power Delivery(PD)による電力供給を行えるので、ノートPCの利用/非利用時には、ケーブル1本を抜き挿しするだけで済む。
グラフィックスカードを内蔵せず、6万3500円という価格を「高額だ」と見る向きがあるかもしれないが、国内代理店の天空 山田拓郎社長は、「最新のグラフィックスカードは高価だが、中古のものであれば安価に購入できる。実際、GeForce RTX 30シリーズでもゲームをするなら問題ない。手持ちのPCを最低限のイニシャルコストでAI PCにできるメリットを感じてもらえるとありがたい」と話していた。
今回の発表会では、GPD Technologyのワン・ウェイド社長から開発秘話を聞くこともできた。
当初はThunderbolt 5を備えた開放式の外付けGPUボックスを開発する予定だったものの、Thunderbolt 5を搭載しているPCが少なかったことから、GPD BOXを開発することにしたという。つまり、外付けGPUボックスのGPD G2ありきでPCのGPD BOXが生まれたというわけだ。
ワン・ウェイド社長は、「最近はAI利用が活発になってきており、もしユーザーが古くてもUSB4を搭載しているPCを持っているのであれば、PCを買い替えることなく、このGPD G2とつなげることでAIを快適に利用できるようになる。USB4とMCIO 8iポートの両方を搭載しているデュアルリンク接続対応製品ということで、他にライバルはいない。800Wの電源も内蔵されていて、現時点で最強だといえるだろう」とアピールした。
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