マイクは、左ユニットに装着する着脱式の10mmブームマイク(カーディオイド/エレクトレットコンデンサー)に加え、本体イヤーカップに内蔵された無指向性のMEMSマイク(オムニディレクショナル)を備える。ブームマイクを外した状態でも内蔵マイクで通話やボイスチャットが行える仕様だ。
ブームマイクにはLEDミュートインジケーターと内蔵メッシュフィルターを搭載し、状態を視覚的に確認できる。2.4GHz接続でもBluetooth接続でもブームマイクが利用可能で、シーンに応じて使い分けられる。
バッテリー駆動時間は、2.4GHz単独接続時で最大250時間、2.4GHzとBluetoothの同時接続時で最大125時間(いずれも音量50%時)だ。同社は「同時デュアルワイヤレス対応ゲーミングヘッドセットとしては最長」とアピールしている。
Cloud III S WirelessがBluetooth接続時で最大200時間、2.4GHz接続だと最大120時間だったことを踏まえると、2.4GHz単独で250時間というスペックはかなり余裕があり、毎日数時間使う程度なら、数週間に1度の充電で済む計算となる。充電はUSB Type-C経由で行い、満充電までは6時間未満と、バッテリー切れの不安に煩わされにくい設計だ。
Cloud Alpha 2 Wirelessの一番の特徴となっているのが、付属するRGBベースステーションの存在だ。同社によれば、ワイヤレスゲーミングヘッドセットとしては初の「機能割り当て可能なRGBベースステーション」を採用しているという。
ベースステーションは、単なる充電ドックや2.4GHzのレシーバーではなく、オーディオ設定の調整や音量コントロール、デバイスの切り替えなどをまとめて行える「コントロールハブ」として機能する。本体には複数のプログラム可能なボタンが配置されており、後述する専用ソフトウェア「NGENUITY」からマクロや機能を割り当てられる。
本体重量は約178gで、デスク上に据え置く前提のサイズ感だ。RGBライティングもカスタマイズに対応し、デスク上のアクセントとしても存在感を発揮する。
ダイヤルによるボリューム調整やタッチによるマイクミュートなどは直感的で使いやすい。ヘッドセット本体でもボリューム調整やマイクミュートなどを行えるが、ベースステーションを利用した方が簡単だ。
6つのボタンにはデフォルトではマイク音量、ゲーム・チャットバランス、マイクモニタリング、オーディオミュート、EQプリセット、メディアの再生/停止が割り当てられている。メディアの再生/停止以外は、ボタンを押した後にダイヤルで調整を行う。
専用ソフトウェアの「NGENUITY」からは、イコライザー、ベースステーションのボタン割り当て、RGBライティング、空間オーディオの調整といった各種設定を行える。
2025年8月以降にリリースされた製品は、基本的にNGENUITYにのみ対応する。なお、NGENUITYはWindows版のみとなっており、macOSでは利用できない。
空間オーディオの調整項目としては、「EXPERIENCE」と「DISTANCE」という2つのスライダーが用意されている。EXPERIENCEはPerformance側に寄せるほどFPSなどでの音の方向や定位の把握がしやすくなり、逆にImmersion側に寄せると、ストーリー性のあるゲームや映画視聴で臨場感が高まるという。DISTANCEは、仮想的なサラウンドスピーカーまでの距離感を遠近で調整できる項目だ。
ベースステーションの6つのボタンもカスタマイズが可能だ。ただし、アプリの起動を割り当てることはできない。任意のキーボードキーを登録できるのだが、現状では、コンビネーション(Ctrl+CキーやShift+Aキーなど)を登録することはできないようだ。あくまでもヘッドセットのコントロール用として割り切った方がいいだろう。
Bluetooth対応ゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud III S Wireless」を試す
やはりイヤフォンのマイクとは違う! ビデオ会議にも役立つ「HyperX」のUSB接続コンデンサーマイク新モデルを試す
カジュアルゲーマーの最適解になる? 日本HPのゲーミングノートPC「HyperX OMEN 15」のIntelモデルを試す
日本HPがHyperXブランドのゲーミング新製品を披露 3Dプリンタでカスタムできるアケコンやキーボード、プロeスポーツチーム「FENNEL」との提携も
HPが「HyperX OMEN」デスクトップゲーミングPCを発表 Core Ultra 200S Plusプロセッサ搭載で基礎性能アップCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.