ノートPCやスマホの「充電器(ACアダプター)」は何を見て選べばいい? ポイントは3つ(3/3 ページ)

» 2026年07月14日 17時00分 公開
[井上翔,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

高出力のケーブル分離式の場合は「ケーブル」も重要

 USB PD充電器の多くは、ケーブル分離式です。USB Type-Cポートの最大出力が60Wを超える場合、利用するUSB Type-Cケーブルにも注意が必要です。

 USB PD規格では、3Aを超える電流(60Wを超える電力)を通すケーブルには「eマーカー」と呼ばれる識別チップを内蔵する必要があります。100W(20V/5A)を超える電力を流す場合は、ケーブルのeマーカーが「Extended Power Range(EPR)」対応でなければなりません。

 eマーカーの有無(とEPR対応の有無)の確認は、デバイスと充電器のネゴシエーションプロセスで行われます。eマーカーが検出できない場合、給電が最大3A(60W)までに制限され、eマーカーがあってもEPR非対応の場合、給電が最大5A(100W)までに絞られます。

 たまに見かける「100W(20V/5A)の電源入力に対応するノートPCに最大100W出力のUSB PD充電器をつないだのに、給電が60W止まりになってしまう」という事象は、多くの場合使っているケーブルが原因です。60W超の電流を流す場合はeマーカー付きのUSB Type-Cケーブルを、100W超の電流を流す場合はEPR対応のUSB Type-Cケーブルを用意してください。

 通常、USB Type-Cケーブルのパッケージには対応する最大給電能力が書かれています。また多くの場合、コネクターにも最大給電能力が記されています。それを目安に選ぶようにしましょう。

USB-IFロゴ USB Implementers Forum(USB-IF)の認証を受けた Type-Cケーブルには、最大給電能力を示す数値ロゴがパッケージ(上)またはコネクター(下)に書き込まれます(画像はUSB 2.0準拠の場合:参考記事)

 このように、USB PD充電器を購入する場合は「デバイスの電源入力の仕様」「充電器の電源出力の仕様」を、ケーブル分離式の場合は「接続するケーブルの仕様」をよく確かめてください。

 この記事が、無駄のない買い物の参考になれば幸いです。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月14日 更新
  1. 「折りたたみ不要派」が過去形に? 約201gの軽量ミニタブレットとしても使える「Galaxy Z Fold8」に触って分かったこと (2026年10月13日)
  2. RTX 5060よりRTX 3060? 最低でも25万円! 値上がりが続く自作ゲーミングPCのリアル (2026年10月12日)
  3. Appleがスマートホーム製品に本格進出 LGらと共同開発したスマートロックや屋内外用カメラなどを含む「Apple Home Collection」を発表 (2026年10月13日)
  4. 約581gの軽さで美しい画面を持ち歩く! 日本エイサーの有機EL搭載14型モバイルディスプレイ「PE140Wsmiuux」を試す (2026年10月12日)
  5. Apple、「HomePod mini 2」を発表 天面が光るサウンドグローや4台連携でのサラウンド機能に対応 2万4800円 (2026年10月13日)
  6. 最大割引率は49%! セール初登場を含むAmazfitのスマートウォッチ&スマートリングがお得 (2026年10月13日)
  7. メモリやSSDが高すぎてPC買えない問題 IntelのラナーデCTOはどう考えている? (2026年10月09日)
  8. オープンイヤー型の「ACCENTUM Clip」が初セール! 「ゼンハイザーオータムセール2026(第2弾)」開催 (2026年10月13日)
  9. Razerの「鳴潮」コラボのマウスとマウスパッドをまとめてチェック 見た目とは裏腹な本格ゲーミングスペック! (2026年10月13日)
  10. A19チップ搭載の「Apple TV 4K」11月13日発売 リモコンを一新して4万9800円 (2026年10月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー