スポーツエンタテインメント事業では、ファンエンゲージメント領域も重要な柱の1つになるという。
その1つが、オルタナティブブロードキャストである。実際の試合における選手やボールの動きをトラッキングし、アニメ作品などの世界観の中で再現し放送する取り組みだ。
2025年11月には、NPBエンタープライズおよびサンリオとの協業により、「Let's Play Baseball 〜サンリオキャラクターズとふしぎな試合〜」を配信。2025年9月19日に東京ドームで行われた読売ジャイアンツ対広島東洋カープ戦を、サンリオのコンテンツの世界観で、プレーを再現した。
また、NPB公式アプリである「NPB+」の正式サービスを、2026年2月から開始した。Hawk-Eyeのトラッキングデータを活用し、セ・パ両リーグの公式戦、クライマックスシリーズ、日本シリーズの全試合を、プロ野球ファンの新たな観戦スタイルとして提供している。
ファンコミュニティーへの取り組みでは、ソーシャルエンタテインメント空間の提供などを通じて、スポーツファンコミュニティーの活性化を実現するサービスを提供するという。
「オルタナティブブロードキャストなどの仕組みを使ってもらい、スポーツコンテンツの活用の場を広げていく。ここでは、コンテンツホルダーとのジョイントベンチャーによる取り組みも進める。視聴体験のさらなる拡張と、スポーツファンの拡大に貢献したい」と述べた。
もう1つの注力領域が、ニューコンテンツクリエイション事業である。
空間コンテンツ技術を活用して2次元や3次元に対応し、現実世界のものをバーチャルに展開することで、高精細なデジタルツインを実現する。これらをエンタテインメント分野において活用することになる。
ニューコンテンツクリエイション事業は、シネマ用カメラの「VENICEシリーズ」や「FXシリーズ」を担当するCinema Line事業部門、XYN空間キャプチャーソリューションなどのXR事業部門、Crystal LEDやOCELLUSなどを取り扱うVisual Creation事業部門、空間コンテンツの制作などを行うソニーPCLで構成している。
ハードウェアとソフトウェアを組み合わせて、全てのコンテンツを空間化することを目指すという。
現在、ストリーミング市場でのVENICEシリーズのシェアは34%にまで拡大した。FXシリーズの販売台数は右肩上がりで成長しているという。
「シネマ用カメラは、シネマ分野における既存事業を成長させるだけでなく、今後はさまざまな産業への拡大や、空間コンテンツにおいて、新規事業の創出にも取り組む」とした。
また、カメラトラッキングシステムの「OCELLUS」は、IRマーカーや固定カメラを事前設置することなく、5基のセンサーで広範囲の特徴点を捕捉し、屋内や屋外、暗所でも使用が可能であることから、いろいろな現場での採用が進んでいることも示した。
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