NVIDIAとMediaTekは8月31日、両社の協業を広げると発表した。対象はAIインフラ、ローカルAIコンピューティング、車載の3分野だ。あわせて、NVIDIAがMediaTekの発行する転換社債に35億ドル(約5451億円)を投資したことも明らかにした。
柱になるのは、MediaTekによるNVIDIAの「NVLink Fusion」プラットフォームの採用だ。独自のXPU(さまざまな種類のアクセラレーター)を開発したいハイパースケーラーやクラウド事業者、AIモデルの開発企業に対し、それをNVLinkで接続したラック規模のAI基盤に組み込むまでの、検証済みの手順を提供するという。
NVLink Fusionは、XPUをNVLinkのファブリックにつなぐチップレット、XPUとCPUを結ぶNVLink-C2C、帯域と電力効率を高めるメモリ技術のNVHBMなどで構成する。
カスタムのアクセラレーターは設計しただけでは動かず、実装や高速伝送、ラック規模のネットワークまで含めた検証が要る。その周辺を両社が引き受けることで、顧客は演算部分の差別化に集中できるという。
ローカルAIでは、両社はDGX Sparkに載る「GB10 Grace Blackwell Superchip」で実績があり、今後は「RTX Spark」で次世代の個人向けPCにも広げる。車載では、MediaTekのDimensity AutoにNVIDIAの技術を組み込み、DRIVE AGXと組み合わせて使えるようにするとのことだ。
Valveのゲーム配信プラットフォーム「Steam」から、2003年から2013年にかけての内部ビルドやゲームアセット、約12TB分が流出したとされている。発端はValve関連の情報を扱うXアカウント「Gabe Follower」が日本時間8月30日に投稿した内容で、その後Polygonなど複数の海外メディアが報じた。
Gabe Followerは続く投稿で、ハッキングは介在しておらず、公開された状態のエンドポイントから取得できることを確認したとしている。Polygonも、SNS上の利用者の話として、Valveが以前使っていたストレージの仕組みが公開されたままになっていたと伝えている。
対象がSteam全体に及ぶため、影響はValveだけにとどまらない。Polygonによると、Call of Duty、Resident Evil、Sonic the Hedgehog、Mirror's Edge、Batman: Arkham Asylum、Dragon Age: Origins、Sporeといったタイトルの初期ビルドや関連ファイルが見つかっているという。
Valve作品では、時間の流れが遅くなる仕組みを備えたPortal 2のビルドや、製品版で削られたせりふ、Portalの世界観を舞台にした未発表作とみられる「F-Stop」、開発中止になったHalf-Life 2: Episode 3関連のデータなどが確認されたと報じられている。
なお、Valveはこの件について説明していない。Polygonは同社が取材に応じていないとしている。現時点で、利用者の個人情報が含まれるという報道は見当たらない。
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