石川県に本社を置く葬祭用品メーカーの三和物産が、2026年7月に一風変わったオンラインサービスを公開した。
「死ンキング16タイプ診断」と銘打たれた自己診断ツールで、LINEの友だち登録を済ませると無料で誰でも利用できる。32項目の設問に「とてもそう思う」から「全く思わない」の5段階で答えていくと、4つの軸で評価され、2の4乗である16タイプから自分の傾向が診断されるというものだ。
基本的な構造はMBTIなどの性格診断ツールとよく似ている。ユニークなのは診断されるのが死生観や人生観という点だ。設問項目も「物事の結果を運命や偶然のせいにしたくない」や「死んだ後に何が残ろうが、自分がいなくなれば関係ないと思う」など、人生観や死後観から生き方の根底の考えを問うものが集まっている。
それらの問いに答えていくと、「飛び込むポークたまご」や「燃えたぎる肉巻きおにぎり」などのおにぎりのキャラクターが表示される。外から見えないことが多いおにぎりの具になぞらえて、内に秘めた死生観を診断する仕組みだ。
16種類の大まかな傾向に加えて、「時間展望の志向」や「人生価値の志向」といった4つの志向軸ごとの細かなパラメーター解説も読める。
筆者が試したところ、「巻き込むチャーハンおにぎり」と診断された。人生の残り時間を逆算する志向が強く、自己納得よりも他者貢献を好むようで、それが先々まで含めて何でも巻き込むチャーハンに見立てられたらしい。
もうちょっと自分本位な人間である気がするものの、十分納得できる診断内容だった。設問も特定の価値観を前提にしたり高く評価したりするような偏りは感じず、サクサク進めていけた。オリジナルの性格診断ツールとしてなかなかのクオリティーだ。
ただ、このおにぎりビジュの診断ツールを葬祭用品メーカーが手掛けたストーリーが見えてこない。三和物産はどんな目的で世に放ったのだろうか? 同社の代表取締役である西河誠人(にしかわ まこと)さんにインタビューをお願いした。
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