9月2日、バッファローから同社初のトラックボール「BSTBB700シリーズ」が発売された。同社がマウス市場に参入した2004年から、実に22年後となるこのタイミングで投入する製品はどのようなものなのだろうか。
PC用のポインティングデバイスとして、マウスが利用されるようになって久しい。だが、最近はメーカー製PCの大部分がノートPCになったこともあり、マウスはPC本体に付属する標準的な周辺機器ではなくなりつつある。
そのため、PC内蔵のタッチパッドが好き、タッチパッドで十分という人は初めからマウスを購入しない。逆に言えば、マウスを購入しようという人はタッチパッドにない使い勝手や操作感を求める人、複数のPCを同じデバイスで操作したいというこだわりを持つ人が多い。そんな状況でマウスと並んで語られるデバイスがトラックボールだ。
だが、トラックボールはマウスに比べるとマイナーなデバイスであり、初めてトラックボールを試してみようという人にとっては「何を選べばいいのか」が難しい。まずは試してみたいところだが、自分に合わなかったとき、あまりに高価な製品だと痛手が大きいし、安い製品だと高い製品なら使いやすいのか、それともトラックボールそのものが合わないのか、判断に迷ってしまう。
そう考えるとミドルレンジの6000円台クラスの製品あたりが候補となってくる。そして、その市場に初参入するバッファローが投入したモデルが「BSTBB700」だ。
同社は有限会社時代も含めると、実に40年の歴史を持つ老舗のPCサプライメーカーだが、意外にも今までトラックボールは出していなかった。
果たして、同社初のトラックボールはどのような製品に仕上がっているのだろうか。
PC用のトラックボールは大きく分類すると、親指で操作するタイプと人差し指/中指で操作するタイプがある。主流は親指で操作するタイプで、通常のマウスで親指を置くあたりにボールを配置したような外見になっている。人差し指・中指で操作するタイプは左右対称型が多いようだ。
本製品も、他の親指操作タイプと同様のマウスに似た形状を採用しているが、通常のマウスと明らかに異なる部分は進む/戻るボタンの位置だろう。マウスだと本体左側面、親指ポジションの少し上に置かれることが多い両ボタンだが、本製品では左ボタンの横にある。その他は一般的なマウスとほぼ変わらない。
ただし、マウスと異なり、本体はしっかりと固定されて動かないことが望ましいので、底面のソールは滑り止めになっている。
本体サイズは約95(幅)×117(奥行き)×51(高さ)mm。競合製品の奥行きはおおむね124mmから138mmの間に収まるので、本機はそこから一回り小さい。トラックボールは本体を移動させるスペースが不要なため、フットプリントと使用時に必要となるスペースは等しい。それゆえ、数値以上に机を広く使うことができる。
持ち運びについても重さは本体のみで実測124g、単三形乾電池1本とUSBドングルを入れた状態で140gだった。持ち運びに向いているとは言い難いものの、一般的なマウスと同程度の携帯性は確保されている。
接続方式は独自方式の2.4GHz帯無線接続とBluetoothで、有線はサポートされていない。Bluetoothは2台までペアリングできるので、合計3台まで接続可能だ。2.4GHz帯用のレシーバーはUSB Standard-A端子で、底面にある乾電池ボックス横に格納できる。
カラーバリエーションは、グラファイトブラックとシルキーホワイトの2色だ。両色ともボールは濃グレーなので、グラファイトブラックは一体感、シルキーホワイトだとコントラストの効いたカラーリングとなっている。
アクセントとして、右側面のスライド電源スイッチに同社のイメージカラーであるバッファローレッドが採用されているのも共通仕様だ。
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