アイティーシー(ITC)というと、最近ではゲーミングに特化したBTO PCブランド「STORM(ストーム)」が有名で、今回のTGS2026もSTORM名義で出展していた。しかし同社の“本業”はPCパーツの総合代理店であり、その立場からStormブースにはITCが6月15日に正規代理店となった2社のSSDに関する展示もあった。
その1社がBIWIN Storage Technology(BIWIN:バイウィン)だ。BIWINとはあまり聞き慣れないかもしれないが、半導体の研究/開発から生産までを一貫して行う中国の新興メーカーだ。
今後、国内のPCショップにおける店頭販売を順次拡大していく予定だという。
もう1社は、6月に日本法人を設立した「Lexar(レキサー)」だ。
Lexarのメモリ/ストレージ製品のバリエーションは幅広く、ITCが取り扱うのはSSDとPC用メモリとなる。TGS2026のブースでは、COMPUTEX TAIPEI 2026でも展示されていた、M.2 Type2230サイズで設計されつつも、付属のアダプターを使うことでType2280のM.2スロットにも装着できるSSDなどを展示していた。
MicronのCrucialブランド(コンシューマー製品)からの撤退など、大きなニュースもあったストレージ回りだが、国内ユーザーにとってストレージの選択肢が増えることは望ましいことだ。今後の展開にも期待したい。
TGS2026の現場で各メーカーが示してくれたメッセージを整理すると、価格高騰期における“賢い”ストレージ選びの指針が見えてくる。
もちろん、あくまでもこれらは「理想の話」であり、予算に合わせて自分流にアレンジしていけるのがPCの強みでもある。
取材した限りにおいて、NANDフラッシュメモリの価格高騰は2027年も続く見通しで、先行きは不透明だ。だからこそ、OS用かデータ保存用かといった用途を明確にし、必要な性能と価格のバランスを見極めて選びたい。
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