ロジクールの笠原健司社長は、冒頭で幕張メッセで開催された東京ゲームショウ(TGS)に触れつつ、「TGSが日本のゲーム業界最大のイベントなら、今日の『Logicool G PLAY』はわれわれロジクールGにとって1年で最大のイベント。少し言い換えれば、『われわれのTGS』だ」と力強く切り出した。
笠原さんは2025年もマウス/キーボード/ヘッドセットの国内市場シェアNo.1を維持できたことへの感謝を述べた後、本日の統一テーマである「ブレークスルー」について説明を始めた。
「困難に立ち向かい乗り越えて勝利をつかむ、その一歩を支え続けるのがロジクールGの役目」と語り、NASEF JAPANとの教育/ユース支援、プロチーム(DFM、REJECT)との共闘事例を紹介した。
さらに外資系グローバル企業でありながら「日本の声を反映した製品開発」「国内直営コールセンターによるアフターサポート」を13年間にわたり継続している強みを強調した。単なる新製品の投入にとどまらず、プレイヤーとコミュニティーに深く寄り添う姿勢を鮮明にした。
続いて同社の室井崇裕さん(執行役員マーケティング本部長)による製品プレゼン、マーケティングのザックさんによるG HUB連携デモ(PRO X3のHITSアクチュエーションテストやYETI 2のAIノイズリダクションなど)が行われた。
ザックさんがアクチュエーションポイントを「1」に設定したところ、反応速度が49ミリ秒速くなった。本人も「いつもはここまで差が出ないが、アクチュエーションポイント設定の意義を理解してもらえたと思う」と少々驚きながら解説していたその後の質疑応答セッションでは、Logitech(スイス本社)からオンラインでガブリエル・ワイエルさん、クリス・ペイトさんが参加。記者陣から鋭い技術的な質問が飛んだ。
キーボードのPRO X2 RAPIDで「PRO向けにガスケット構造を採用しない理由」について質問されたクリスさんは「ガスケットマウントはタイピング時に沈み込み(たわみ)が生じる。日常タイピングでは心地よいキータッチになるものの、シビアな競技シーンを戦うプロ選手たちからは『沈み込みによってキー入力の確実性やフィードバックの剛性感が損なわれる』と不評だった」と明かした上で、「そのためプロ向けモデルではあえてガスケットを排し、代わりにPoronやシリコンなどの多層ダンピングレイヤーを6層重ねることで、たわみのない正確無比な操作感と心地よい静音性を両立させた」と回答した。
高機能マイクのYETI 2については、音声追従機能やAIノイズリダクションの処理が「PC側のCPUやG HUBに依存せず、全てマイク内部のDSPチップで完結している」ことがガブリエルさんから明かされた。配信中やゲームプレイ中にPCへ余計な負荷をかけない独立設計となっており、ハードウェアエンジニアリングの進化を実感させた。
ロジクールGの新型マウス「PRO X3 SUPERSTRIKE」や8K対応キーボード「PRO X2 RAPID」を見てきた
「ロジクールG」と「GALLERIA」が協業パートナーシップを開始 ゲームイベントへの出展やeスポーツ大会への協賛などで連携
自作沼への入り口か? ロジクールGの新ゲーミングキーボード「G512 X 75」は“盛り込みすぎ”な意欲作だった
ロジクール、軽快な操作感を実現した軽量ワイヤレスゲーミングマウス
ロジクール、持ち運びに便利な二つ折り対応の薄型ワイヤレスマウスCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.