パッド回りや本体のカラーリングを除くと、ROG XBOX Ally X20のスペックは基本的に先代の上位モデル「ROG Xbox Ally X」から据え置きとなっている。
APU(GPU統合型CPU)は「Ryzen AI Z2 Extreme」で、CPUコアは8基16スレッド構成(Zen 5コア3基+Zen 5cコア5基)、GPUコアは16基構成の「Radeon 890M」(RDNA 3.5アーキテクチャ)となる。メモリは24GB(LPDDR5X-8000規格)、ストレージはPCI Express 4.0接続の1TB SSDを備える。
ディスプレイは7型IPS液晶から7.4型有機ELに変更されたものの、パネルの解像度(1920×1080ピクセル)とリフレッシュレート(最大120Hz)という仕様は変わっていない。
ハードウェアのスペックは基本的にROG Xbox Ally Xから据え置かれているものの、ROG XBOX Ally X20は1年の時を経て登場したモデルだ。性能面に差が出るのかどうか、ベンチマークテストを通してチェックしてみよう。
ROG XBOX Ally X20では、ASUSのゲーミングユーティリティーアプリ「Armoury Crate」を使って動作モードを「ターボ」「パフォーマンス」「サイレント」から選べる。今回はパフォーマンス最優先の「ターボ」でテストを実施している。
比較対象は、2025年10月に実施したROG Xbox Ally Xのベンチマークスコアだ。こちらもターボ設定にしているので、参考になるはずだ。
ASUSのWebサイトにおいて、ROG XBOX Ally X20は「ポータブルゲーム機」に分類される。しかし、外部ディスプレイやキーボード/マウスをつなげば普通のPCとして使える。
ということで、PCの総合ベンチマークテストアプリ「PCMark 10」を使って“普通の”PCとしての性能をチェックしてみた。総合スコアは以下の通りだ。
当たり前かもしれないが、ハードウェアの基本スペックに差がないこともあり、スコアは誤差程度の差しかない。とはいえ、形状を考えると十分すぎる高性能で、普段使いのPCとしてはとても快適な部類に入ることは間違いない。
次に、3Dグラフィックスのパフォーマンスをチェックするアプリ「3DMark」で、幾つかのテストを実施した。
今回はDirectX 12を使用する「Time Spy」(2560×1440ピクセル描画)と「Night Raid」(1920×1080ピクセル描画)と、DirectX 11を使用する「Fire Strike」(1920×1080ピクセル描画)の3種類のテストを試している。結果は以下の通りだ。
デバイスドライバがより新しいこともあってか、ROG XBOX Ally X20の方がスコアが少しだけいい。ただ、ROG Xbox Ally Xも同じバージョンのデバイスドライバにすればスコアの差は誤差程度に収まるだろう。
「フルHD(1920×1080ピクセル)解像度でゲームを楽しむ」という観点に立つと、ROG XBOX Ally X20は必要十分な性能を備えている。
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