ASUSの「ROG Ally」は良コスパで他のポータブルゲーミングPCとはひと味違うドッキング機能を備えた1台だった(1/5 ページ)

» 2023年06月24日 08時00分 公開
[でこいITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 6月14日、ASUS JAPANからポータブルゲーミングPC「ROG Ally(アールオージー エイライ)」の上位モデルが発売された。PC USERでも発売前の先行レビューの記事を既に掲載済みだ。

 ECサイトの売れ筋ランキングやSNSでの反応を見る限り、実売価格11万円弱(税込み、以下同)であるこのモデルの評判は上々のようだ。一方で「本当に買っても大丈夫だろうか?」という声も目にする。

 そこで今回は、ROG Allyの上位モデルを、より“実戦”に近い形で細かくチェックしていこうと思う。購入に迷っている人の参考になれば幸いだ。

ROG Ally 先行して発売されているポータブルゲーミングPCとほぼ同じスタイルの「ROG Ally」。前回のレビューに続き、アレコレ試してみよう
パッケージ ROG Allyのパッケージはシンプルだがカッコいい

大きいのに軽いボディー カラーはホワイトのみ

 ROG Allyの本体サイズは、約280(幅)×111.38(奥行き)×21.22〜32.43(厚さ)mmで、重量は公称で約608gとなる。内部構造の“妙”もあるのだろうが、実際に持ってみると数値以上に軽く感じる。ゲームプレイはもちろん、持ち運びもつらく感じることもないだろう。

 本体カラーはホワイトのみとなる。恐らく、ホワイトのゲーミングデバイスが最近はやっていることを受けてのことだと思うが、PC回りのデバイスをブラックで統一している筆者としては、ブラックモデルも欲しいと思った。今後、人気が出ればブラックモデルも出るのだろうか……?

実測 本体の重量は実測で611.5gだった。公称値より少し重いことは確かだが、実際に持ってみると内部パーツがバランスよく配置されていることもあって、疲れずに持ち続けられる

 ディスプレイは、タッチ対応の7型TFT液晶を搭載している。最大解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)だが、画面サイズが小さいので、実際の解像度よりも高く感じられる。リフレッシュレートは最大120Hz、応答速度は最短7msと、ゲーミングディスプレイとしても十分な性能を持つ。

 本体はパッド(ゲームコントローラー)を一体化している。本体左側には左スティック、方向キー、表示ボタン、コマンドセンターボタンを、右側にはABXYボタン、右スティック、メニューボタンとArmoury Crateボタンを、上部の左右にはバンパーボタンとトリガーボタンを備える。基本的な配列はXbox ワイヤレスコントローラーに準拠しているため、同コントローラーに慣れ親しんでいる人なら違和感なく操作可能だ。

 背面の左右にはマクロボタンを搭載している。ROG Allyには物理キーボードがないため、スクリーンショットの撮影やクイックリプレイの録画などの操作を割り当てると便利に使える。

 薄型のデザインは持ち運び時は便利である。ただ、ゲームを遊ぶ際に、手のサイズやプレイスタイルによってはグリップ感が足りないかもしれない。しっかりとグリップしてプレイしたいという場合は、別途コントローラーを用意した方がよさそうだ。

正面 本体正面にはゲームコントローラー、タッチ対応7型TFT液晶ディスプレイとスピーカーを備える
背面 本体背面にはマクロボタンの他、吸気口を備える。吸気口のうち、右側はROG(Republic of Gamers)ロゴのデザインとなっている

 背面には2つの吸気口も用意されている。この口にはそれぞれ薄型の電動ファンが組み込まれており、空気をしっかりと取り込んでくれる。

 後述するが、本機が搭載するAPU(GPU統合型CPU)は非常にパワフルで、ゆえに冷却性能の確保も喫緊の課題だ。その点、2つの吸気口からしっかりと空気を吸い込めるようになっているのは評価が高い。吸われた空気は、本体上部にある2つの排気口から排出される。

 高負荷なゲームをして温度が上昇しても、手に持つ部分の温度はほとんど変わらない。ゆえにゲームを快適にプレイできる。ファンの回転音が静かなのにも驚かされた。

 本体上部には、電源ボタン(指紋センサー一体型)、ボリュームボタン、ROG XG Mobile端子、USB 3.2 Gen 2 Type-Cポート、microSDメモリーカードスロット(UHS-II対応)、3.5mmヘッドフォンジャックを備える。本体のストレージ容量は512GBなので、microSDを使ってストレージ容量を拡張できるのはありがたい。

上部 ポート類は本体上部に集中配置されている
下部 本体下部にはシリアルナンバーのステッカーと、国内向けの各種認証などを記したステッカーが貼られている

 ACアダプターはUSB PD(Power Delivery)対応で、最大65W出力のものが付属する。コンパクトだが、プラグ部分は折りたためない。持ち運ぶことを考えると、少し残念なポイントだ。

 また、本体には紙素材のスタンドも付属している。思いの外、据え置いて使う際に便利である。ゲームコントローラーをつないでゲームを遊ぶ時などに活用したい。

付属品 ROG Allyの本体と付属品
ACアダプター ACアダプターはUSB PD対応で、最大65W出力となる
スタンド 紙製のパッケージの一部は、本体スタンドとして利用できる
       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. カラー電子ペーパーで好きな画像を飾れる「SwitchBot AIアートキャンバス」が楽しい 13.3型の迫力と魅力 (2026年02月13日)
  3. 手のひらサイズの小型PCがお得に! GEEKOMが「冬セール」を開催中 (2026年02月12日)
  4. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  5. PC値上げの波はVAIOにも? 糸岡社長が明かす「マウスエフェクト」への対応とブランド価値の向上 (2026年02月13日)
  6. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  7. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  8. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  9. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  10. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年