先述の通り、ROG Allyには「コマンドセンターボタン」と「Armoury Crateボタン」が付いており、本体に関わる設定をすぐに変更できるようになっている。両ボタンの役割について、簡単に紹介しよう。
コマンドセンターボタンを押すと、その名の通り「コマンドセンター」が起動する。コマンドセンターは簡易設定ユーティリティーアプリで、主に以下の調整を行える。
比較的頻繁に調整したりオン/オフを切り替えたりする機能にサッとアクセスできる。ゲーム中もオーバーレイ表示できるので、結構便利だ。
なお、コマンドセンターの切り替え/スイッチボタンは、後述の「Armoury Crate SE」から追加や削除、配置の並び替えを行える。
Armoury Crateボタンを押すと、ASUS独自のゲーミングユーティリティーアプリ「Armoury Crate SE」が起動する。「SE(Special Edition)」と付いている通り、オリジナルの「Armoury Crate」とは異なりパッドでの操作に対応していることが大きな特徴だ。
Armoury Crate SEは、大きく「Game Library」「設定」「コンテンツ」の3項目が用意されている。
Game Libraryはいわゆるゲームランチャーで、現在インストールされているゲームやアプリを表示し、素早く起動できる。
設定は、本体の各種設定を行う項目である。「コントロールモード」「コマンドセンターの編集」「ROG Ally のセットアップ」など、複数の小項目が用意されている。
コントロールモードはパッドの機能に関する設定で、ずばり「ゲームパッドモード」と、ゲーム以外のアプリで利用するための「デスクトップモード」が用意されている。どちらのモードもキーマッピング、左右スティックの有効/無効、トリガー感度などの設定を行える。
コマンドセンターの編集は、その名の通りコマンドセンターの項目表示項目の追加/削除/入れ替えをする項目である。
コンテンツでは、Xboxゲームバーなどで撮影したスクリーンショット/録画データを参照できる「メディアギャラリー」、各種ゲーム配信プラットフォームへアクセスできる「ゲームプラットフォーム」などが用意されている。システム情報の確認や、Armoury Crate SE自身のアップデートもここから行える。
キーボードやマウスを備えないROG Allyにとって、パッドを使ってあれこれ設定できるのは非常に快適だ。SEではないArmoury Crateでも、外付けゲームコントローラーを使って操作できると便利かもしれない。
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