Dynabookは10月19日、法人向け「dynabook」の新しいスタンダードモデルを発表した。新製品はデザイン性を重視し、昨今のオンデバイスAIへの関心の高まりを受けてNPU搭載CPUを広く採用した一方で、dynabookブランドが培ってきた利便性や丈夫さにも磨きをかけたという。最小構成の標準販売価格(見積もり前の価格)は以下の通りだ。
14型の「dynabook M64/RA」「dynabook MA64/VA」は、従来「dynabook MJ」シリーズとして展開してきたオフィス内モバイルの後継に相当する。M64/RAはCPUに「Core シリーズ3」を搭載するIntelモデル、MA64/VAがAPU(GPU統合型CPU)に「Ryzen 200」または「Ryzen PRO 200」を搭載するAMDモデルという位置付けだ。
M64/RAとMA64/VAは、全構成でボディーカラーを「スターリンググレー」「フェザーシルバー」「マルーンレッド」「クレールグリーン」の4種類から選べる。本体色を充実させたのは、法人ユーザーから従業員エンゲージメントを高める観点で「本体色を複数から選べるようにしてほしい」「従来とは異なるカラーリングがいい」といった要望が寄せられるようになってきたからだという。
「せっかく複数カラーを用意するなら」ということで、特にマルーンレッドとクレールグリーンの2色は「今までのdynabookにない色」としてラインアップに加えたそうだ。カラーラインアップの充実は、従業員が使うノートPCの選択肢を増やすだけでなく、「色を部署や用途によって分ければ、資産管理や棚卸しの効率を改善できる」といった副次的な提案も狙っているようだ。
スターリンググレーとフェザーシルバーは、比較的多くの法人に採用されそうな色合いをしている一方で、マルーンレッドとクレールグリーンは今までのdynabook、もっと言うと法人向けノートPCとしては若干“攻めた”色合いになっている(写真はdynabook MA64/VA)また、両製品にはキーボードにもチャレンジングな要素がある。
昨今では、キーボードでの日本語入力は「ローマ字入力」を使う人がほとんどとなった。また、若年層を中心に「ノイズ(余計な要素)のないデザインがいい」という要望が多い。
そこで両製品ではキーボードの文字キーから「かな」を排除している。加えて、Enterキーの矢印も省いている。従来のdynabookの日本語キーボードと比べると、かなりスッキリして見えるはずだ。
CPU/APUの選択肢は以下の通りだが、一部は注文時のカスタマイズ(CTO)オプションとして選択することになる。
ストレージは512GBのPCI Express接続SSDが標準で、CTOオプションで容量を1TBにできる。メモリ容量は16GB(M64/RAはLPDDR5-7467規格、MA64/VAはLPDDR5X-6400規格)で固定となる。
ディスプレイは1920×1200ピクセル解像度(アスペクト比16:10)の14型TFT液晶で、CTOオプションでパネルをタッチ対応に変更可能だ。
WebカメラはHD撮影対応の約92万画素センサーを搭載するが、CTOオプションで顔認証/フルHD撮影対応の約200万画素センサーに変更できる。いずれのカメラも物理的なシャッター付きで、Ryzen 5 220モデルを除く全構成において「Windows Studio Effects」も利用できる。
指紋センサーは標準では非搭載だが、必要に応じてCTOオプションで追加できる(タッチパッドの左上に装備)。
ポート類は左側面にUSB 3.2 Gen 2(USB 10Gbps) Type-C端子、HDMI出力端子、USB 3.2 Gen 1(USB 5Gbps) Standard-A端子、イヤフォン/マイク端子を、右側面にmicroSDメモリカードスロット、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、有線LAN(1000BASE-T)端子を備える。USB 3.2 Gen 2 Type-C端子は電源入力と映像出力を兼ねる。
ワイヤレス通信はM64/RAがWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.3に、MA64/VAがWi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetooth 5.4に対応する他、いずれも発注時のCTOオプションでLTE(4G)対応モバイル通信モジュールを追加可能だ(nanoSIMカード/eSIMのデュアル対応)。
ボディーサイズは約314.0(幅)×226.8(奥行)×19.9(高さ)mmとなる。重量は現時点で未確定だが、約1.2kgになる見込みだ。
16型の「dynabook B56/RA」「dynabook BA56/VA」は、15〜16型スタンダードノートPC「dynabook B」シリーズの最新モデルという位置付けで、B56/RAはCore シリーズ3を搭載するIntelモデル、dynabook MB56/VAがRyzen 200またはRyzen PRO 200を搭載するAMDモデルとなる。
ボディーデザインやハードウェアの仕様は、先に紹介したM64/RAやMA64/VAと基本的に共通で、画面サイズ以外の差分は以下の通りとなる。
ハードウェア的に差分があまりないこともあり、B56/RAはM64/RAと、BA56/VAはMA64/VAとプリインストールOS(Windows 11 Pro)のイメージを共通化している。そのため「B56/RAとM64/RA」「BA56/VAはMA64/VA」を同時に導入した場合、ソフトウェアを管理する手間が大きく省ける。
ボディーサイズは約359(幅)×254(奥行)×21.9(高さ)mmとなる。重量は現時点で未確定だが、約1.7kgになる見込みだ。
dynabook BA56/VA(左:指紋センサー搭載)とdynabook B56/RAは、M64/RAやMA64/VAの「画面サイズが大きくなってテンキーが追加された16型モデル」と考えればよい。一部を除き、CTOオプションの内容も共通となっている
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