MM総研は3月12日、携帯電話の買い替えサイクルに関する調査結果を発表した。
同調査によれば、2008年度の販売台数は3765万台に落ち込む見通しで、これは過去最高を記録した2007年度の5065万台と比較して、25.7%の減少となる。買い替えサイクルも2007年度の2.2年から、2008年度には3.1年と1.4倍に長期化する見通しだ。
MM総研では、今後の携帯端末の需要は、2010年度の3353万台までは減少傾向が続くと見ており、買い替えサイクルは2010年度に3.6年まで長期化すると予測。その後は長期化傾向が鈍化することで2013年度には3.7年になる見通しだという。
今後5年間の携帯電話市場についてMM総研では、3500万台前後で推移し、大幅な回復は見込めないと予想する。ただしデータ通信や携帯電話以外の製品を利用した通信サービスには、一定の需要があるとし、通信機能を搭載した製品とサービスを特定のターゲット層に訴求し、ユーザーニーズを掘り起こすことが、モバイルブロードバンド市場の活性化につながると分析している。
この調査は2月9日から3月6日まで、個人名義の携帯電話を持つ15歳から78歳までの一般人を対象に行った。
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