モルフォの携帯向け技術、ソフトバンクモバイルの「933SH」「934SH」に搭載

» 2009年06月12日 14時44分 公開
[ITmedia]

 モルフォは6月11日、同社製品がソフトバンクモバイルの携帯電話端末「AQUOS SHOT SoftBank 933SH」および「mirumo SoftBank 934SH」に搭載されたことを発表した。

 933SHには「StroboPhoto」「TrackSolid」「PhotoScouter Ver.2.0」「FaceSolid Ver.2.0」「FrameSolid」「MovieSolid」「PhotoSolid」が、934SHには「TrackSolid」「PhotoScouter Ver.2.0」「FaceSolid Ver.2.0」「FrameSolid」「PhotoSolid」「MovieSolid」が搭載された。

 StroboPhotoは、連続した複数の画像から動いている被写体の軌跡を合成し、1枚の画像にする技術で、投げたボールの軌跡やスポーツの際のフォームなどを確認するなどの用途で利用できる。残像効果のある画像をきれいに仕上げるため、モルフォの動き検出技術「SOFTGYRO」を応用。動きのない背景部分は位置合わせをしながら合成しているため、動いている被写体のみが残像効果を受け、背景部分にブレのない画像を作成できる。

 TrackSolidは、ユーザーが指定した被写体の特徴を捉えることで、動く被写体の追尾を可能にする技術。被写体の角度が変化したり、被写体がカメラのフレーム内から外れて戻ってきた場合でも追尾機能は継続される。

 PhotoScouter Ver.2.0は、カメラ撮影時のプレビュー表示画面に写っている被写体や撮影シーンを自動で判別する技術で、認識した結果をもとに最適な撮影モードに切り替える機能などと合わせて活用できる。

 FaceSolid Ver.2.0は、人の顔を自動で検出し、追尾する技術。同時にオートフォーカス機能と連動することにより、撮りたい被写体に確実にピントを合わせて撮影できる。目などの位置情報から笑顔のレベルを数値的に計り、笑顔を判定する機能も装備する。

 FrameSolidは、ワンセグの毎秒15フレームの動画像から中間画像を生成し、毎秒30フレームにするフレーム補間技術。画像内の動きを検出し、動きに応じた中間画像を作り出すことで、コンテンツをなめらかで自然な見え方にする。

 PhotoSolidはSOFTGYROを利用した画像処理による手ブレ補正技術。撮影時の縦、横、前後、横の回転、上下方向、光軸まわりの回転といった6自由度に対応した手ブレ補正を行うとともに、激しい動きや接写、望遠、夜景などの補正が困難な撮影条件下でも高精度な補正を実現する。

 MovieSolidも、PhotoSolidと同様にSOFTGYROを利用した動画の手ブレ補正技術で、横方向と縦方向、回転方向、前後方向の4自由度対応の手ブレ補正を可能にする。

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