スマートフォンがロボットに――「MOBOTO」海外モバイルニュースピックアップ

» 2012年06月12日 19時11分 公開
[中野恵美子,ITmedia]

スマートフォンがロボットに――「MOBOTO」

 スマートフォンをロボット化するガジェット「MOBOTO」が、資金調達サイト「Kickstarter」に登場した。

Photo MOBOTO

 MOBOTOはスマートフォンのドック部分とアプリを組み合わせた製品。iPhone、iPod、iPad(Android端末、Windows Phoneにも対応予定)をドック部分に接続すると、ロボットっぽい姿になる。さらにアプリと組み合わせることで、個性が宿るという仕組みだ。もちろん時刻表示やアラームなどの機能も搭載している。

 ドック部分も女性バージョン、男性バージョンのほか、植木鉢バージョン、iPadバージョン(男の子のみ)などがあり、商品化が決まれば、その他のアクセサリーも追加される予定。早期予約割引きはすでに終了しており、MOBOTOの本体を入手するには50ドルが必要だ。なお、米国外への出荷には、さらに20ドルが必要。

バナナをピアノの鍵盤にするガジェット「MaKey MaKey」

 バナナがPCのスペースキーやピアノの鍵盤に――。こんなことを可能にする技術をDaily Mailが紹介している。MITの院生2人が開発した「MaKey MaKey」というキットだ。

 MaKey MaKeyはあらゆるものをタッチパッドにするオープンハードウェアプロジェクト。MaKey MaKey本体(基盤)とダブルクリップ、USBケーブルがセットになっており、MaKey MaKeyをPCとタッチパッドにしたい「モノ」に接続することで、バナナをピアノの鍵盤にしたり、粘土をゲームのコンソールにしたりといったことが可能になる。詳しくは資金調達サイト「Kickstarter」(もしくはDaily Mailの記事)で映像をご覧頂きたい。ワクワクする、実に楽しいプロジェクトだ。

Photo こんな楽しいガジェットを作れるMaKey MaKey

 2万5000ドルの目標額はとっくにオーバーし、現在51万5000ドル超が集まっている。35ドルでキットを購入可能(アメリカ国外への発送には10ドルの追加が必要)。USBポートを装備したラップトップおよびデスクトップPCで使用できる。対応OSはWindows XP/Vista/7およびMac OS X。

ランボルギーニのスマホ、今夏にも登場か

 ロシアで今夏、ランボルギーニがゴージャスなスマートフォンをラインナップするらしいと、The Vergeが報じている。

 ロシアのサイト「Mail」が詳細を掲載しており、これによれば、ラインナップにはタブレットやAndroid搭載スマートフォン、金メッキのフィーチャーフォンが含まれるという。

 TL700スマートフォンは、本体にメタルとワニ皮を採用。解像度800×480ピクセルの3.7インチディスプレイ、5メガピクセルカメラを搭載した端末ながら、9万ルーブル(2758ドル)もする価格は、主としてワニ方面から来ているようだ。またL2800タブレットも9.7インチのディスプレイ、1.2GHzのプロセッサ、RAM512Mバイトで、価格は7万5000ルーブル(2298ドル)という、「スペックは中くらい、価格は高い」組み合わせだ。

 写真をご覧頂くと分かるとおり、Porsche DesignのBlackBerryよりも「スーパーカー」な感じはするが、格好いいのか成金趣味なのか判断に迷うラインではある。

DIY型のiPhone/iPodドック「Open Mirror」

 素敵なDIY型のiPhone/iPodドック「Open Mirror」を、SlashGearが紹介している。

 イタリアの企業Digital Habitsの製品で、見た目は楕円形の鏡。下部をスライドさせると、iPhoneやiPadのドックコネクター部分が現れる。

 スピーカーが組み込まれているほか、モーショントラッキング制御などの機能を搭載。映像を見れば分かる通り、鏡の下部に手をかざすと、音楽の一時停止や再生、ボリュームの上げ下げといった操作も行える。オープンソースライセンスのもとに提供されるため、図面をダウンロードして自分で作成することができる。また、キットを購入して組み立てることも可能だ。

ポーズを間違えると、ヨガスーツがダメ出し

 ポーズを間違えるとダメ出しするヨガスーツ「Move」を、DVICEが紹介している

 このスーツにはセンサーが搭載され、着用者のポジションに間違いがあると、問題のある部分を小型の触覚型フィードバックデバイスが、つついて教えてくれるそうだ。トレーニング後には、スーツがスマートフォンやタブレット端末に詳細なフィードバックを送信する。

 開発元のElectricfoxyによれば、同スーツはヨガだけでなく、ピラティスやゴルフ、野球などでも利用できるという。今のところMoveはコンセプトモデルだが、こうしたツールが普及すれば、若干鈍くさい人でもパーフェクトなポーズを決められるようになるかもしれない。

スマホで運転技術をチェック――「Intelligent Marmalade」

 保険会社のProvisional Marmaladeが、スマートフォンのGPSシステムを利用して、運転技術の採点を行う無料アプリ「Intelligent Marmalade」をリリースしたそうだ

 このアプリはスマホのGPSやセンサーを利用して、ロケーション、スピード、ブレーキなどのパフォーマンスを記録することで運転の技能を採点するもの。良いドライバーとの判定を受けると、自動車保険の料金がどのくらい減額される可能性があるかも表示される。

 アプリは18歳から25歳のドライバーを対象にしており、安全運転を啓蒙することも目的としている。保険料の減額を意識することで、安全運転が増えるならそれに越したことはないだろう。

 現在はiPhoneやiPadに対応しており、BlackBerry版、Android版も提供される予定だ。

AKBファンを狙った“珍妙な”マルウェア

 Symantecが先頃「珍妙なマルウェアを発見」したことを、BGRが紹介している。AKB総選挙に投票するファンのAndroid端末に感染する恐れがあるマルウェアだ。

 「ガールズバンド」の選挙があるということ、そしてそのメンバーが64人もいることに、筆者があっけにとられているのが面白い。とはいえ、AKB48もこんなことで「海外進出」するのは不本意だろう。

 このマルウェアはAKB48ファン向けニュースアプリに埋め込まれていた「Android.Kabstamper」というトロイの木馬。サードパーティのマーケットから総選挙を追跡するアプリをダウンロードしたユーザーに感染の可能性があるという。しかし、端末内に保存された画像に、別の画像を重ね書きする機能しかないというから、マルウェアとしては脱力系か。

 ちなみに「珍妙」という訳語はSymantecの日本語版からのもの。個人的には「奇妙」くらいでいいんじゃないかと思ったり……。

Street Viewによるスイスの街並みの記録が可能に

 スイスの最高裁判所は金曜、GoogleがStreet View技術を使ってスイスの街並みを記録する権利を認めたが、同時に撮影範囲に制限をつけたと、New York Timesが報じている。

 Googleは2009年にスイスでStreet Viewを開始し、2010年には同国の監査機関から、常にぼかしを入れるよう求められていた。今回の最高裁判所の判決では、歩行者の顔や自動車のナンバープレートなどに、100%確実にぼかしを入れる義務をGoogleが負う必要はないとされ、スイスからのStreet View撤退の危機が回避されることになった。

 とはいえ、最高裁は庭の壁や生け垣の上から内部をのぞき込まないよう、Street View車両が搭載するカメラの高さを低くすることを求めているほか、女性用のシェルターや刑務所、老人ホーム、学校といったデリケートな施設については、確実にぼかしを入れることを要求している。

 プライバシーに敏感なスイスで、Street Viewが基本的に受け入れられたことで、同サービスの合法性を巡る論争も一段落、ということになりそうだ。

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