スマホそっくりのスタンガン、警察が取り締まりに苦慮海外モバイルニュースピックアップ

» 2012年08月01日 17時40分 公開
[中野恵美子,ITmedia]

スマホそっくりのスタンガン、警察が取り締まりに苦慮

 以前、iPhoneをスタンガンにするケースをご紹介したことがあるが、ロンドンで真逆のできごとがあったという。19歳の男性が、スマートフォンのように見えるスタンガン2台を持ち歩いていたのだ

 このスタンガンはノキアの端末のような外観をしており、その威力は警察のテーザー銃の24倍という強力さ。警察がこの男性の車両を捜査した際に発見し、違法な武器所持の容疑で逮捕することになった。

 英国では、このようなスタンガンの所有により、最高10年の懲役刑を科される可能性がある。最近では、Sony Ericsson K95によく似た中国製のKelonスタンガンがロー・ニュートン刑務所で見つかり、看守への脅威にもなっている。ネットを介して容易に手に入るため、警察は取り締まりに苦慮しているという。

台湾の大学、特許侵害でSiriを提訴

 台湾の国立成功大学が先週金曜、テキサス州東部地区連邦地方裁判所でSiriに対する特許侵害の訴訟を起こした。Siriが同校の米国での特許2件を侵害しているという

 同校が侵害を申し立てている特許は、2007年と2010年に米国で取得したVoice to Textテクノロジーに関するもので、同校がAppleに対して求めている賠償金の額は明らかにされていない。

 国立成功大学はGoogleとMicrosoftが使用するスマートフォンの音声認識システムが、同校の特許を侵害していないかどうかについても検討していると語った。

オバマ大統領、再選目指してスマホアプリをリリース

 再選を目指すバラク・オバマ陣営が、iOSアプリ「Obama for America」をリリースした

 Obama for Americaは、オバマ大統領の選挙運動をサポートするためのアプリで、ボランティアや有権者、後援者向けの情報などを提供する。Android版も間もなく登場予定だという。

 ライバルのミット・ロムニー氏は、5月にとんでもないスペルミスをした選挙用iOSアプリ「With Mitt」で失笑を買ったが、Obama for Americaにはそのような心配はないようだ。

五輪選手に悪意のツイート、英国のティーンが逮捕

 英国のオリンピック選手トーマス・デーリーさんに対し、悪意あるツイートを行ったとして、英国のティーンエイジャーが逮捕された

 最初のツイートで、この少年はデーリーさんがシンクロ高飛び込みで父親を失望させるだろうと述べた。続いて謝罪めいたツイートも行ったが、その後次第に内容がエスカレート。Twitterを通じて、デーリーさんをおぼれさせるという脅迫なども行った。

 デーリーさんは、1年前に脳腫瘍で亡くなった父親のロバートさんのためにも、メダルを目指すと語っていたが、競技では4位となり惜しくもメダルを逃した。

ツイートはするが救急車は呼ばず――ひき逃げ被害者が見殺しに

 ティーンエイジャーのTwitterがらみの事件がもう一つ、英国で起こった。19歳の男性が、路上で死にかけていたひき逃げ事件の被害者の写真を撮り、ツイートはしたものの、救急車を呼ばなかったというのだ

 警察が被害者を発見したのはツイートの10分後で、被害者は残念ながら搬送先の病院で亡くなった。警察は、ツイートしたIkram Choudhury氏に話を聞いたそうだが、ひき逃げ事件の目撃情報を求めたのか、見殺しにした件の確認を行ったのかは不明。しかし、Choudhury氏は少なくとも、フォロアーからは非難されている模様だ。

ケースを付けると“通話できるiPod touch”に

 FreedomPopがiPod touchで通話を可能にするケース「Freedom Sleeve for iPod Touch」を発表した

 このケースにはLTE機能が搭載されており、iPod touchに装着することでWi-Fi接続を通じてSkypeなどのVoIPサービスが利用できるようになる。モバイルルータとしても利用でき、最大8台のデバイスを接続できる。

 価格は99ドル。毎月500メガバイトのデータ通信が無料で付属し、追加の通信料は1ギガバイトごとに10ドルとなる。

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